齊藤工、自身プロデュースのクレイアニメを映画祭で上映「僕にとって映画は窓ようなもの」

俳優で映画監督の齊藤工が6日、都内で行われた「29th キネコ国際映画祭」クロージングセレモニーにスペシャルサポーターとして登場した。当日は、タレントの井ノ原快彦と声優の戸田恵子も登壇し、授賞式を行った。

「29th キネコ国際映画祭」クロージングセレモニーに登壇した齊藤工【写真:ENCOUNT編集部】
「29th キネコ国際映画祭」クロージングセレモニーに登壇した齊藤工【写真:ENCOUNT編集部】

イベントでは齊藤、戸田、井ノ原による生吹き替えも

 俳優で映画監督の齊藤工が6日、都内で行われた「29th キネコ国際映画祭」クロージングセレモニーにスペシャルサポーターとして登場した。当日は、タレントの井ノ原快彦と声優の戸田恵子も登壇し、授賞式を行った。

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 イベントでは、齊藤のプロデュースのクレイアニメ作品「映画の妖精 フィルとムー」を上映。齋藤は「世界中で映画文化のない国がたくさんある。そういった地域の子供さんたちに、初めて見る映画を作れないかと思い、作られた作品です。クレイアニメって、1秒に1週間をかけたりします。本作は8分で4、5か月かけています。劇中にも出てきますが、僕にとって映画は窓のようなものだと思っています。世界中のいろんな場所だったり、風を感じられたり、映画でいろんな疑似体験させてもらったということを反映させてもらいました。キネコの大きな窓に呼んでいただいて、うれしかったです」と語り、ニコリと笑った。

 ほかにも、イベントではライブシネマ「カタツムリとくじら」を上映。齊藤、戸田、井ノ原による生吹き替えも行った。渋い声でナレーションを実演した齊藤は「皆さんが食い入るように作品に集中されていましたけれども、これが映画祭のだいご味だと思いました」と感慨深げに話していた。

 同映画祭は日本最大規模の子どものための国際映画祭。2日から6日までの間で19か国45作品を東京・二子玉川の各所で上映した。映画館はもちろん、多摩川河川敷の野外スクリーン、街なかのカフェなどでも上映を実施し、パフォーマンスや親子で楽しめるイベントも行った。

 コンペティション作品各賞は、キネコ長編グランプリに「ドラゴン・プリンセス」(フランス)、ティーンズ長編グランプリに「チョン・テイル~燃ゆる炎~」(韓国)、キネコ短編グランプリに「うちのじいじは字が書けない」(日本)、CIFEJ賞に「ぜんぶ、ボクのせい」(日本)、世田谷区賞に「カタツムリとくじら」(イタリア=ドイツ)が受賞された。

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