菅田将暉、30分尺“一発撮り”に「恐怖を感じました」 仲野太賀主演ドラマにゲスト出演

俳優の菅田将暉が、11月5日放送のテレビ朝日系土曜ナイトドラマ「ジャパニーズスタイル」(午後11時30分)第3話にゲスト出演することが11日、分かった。

菅田将暉(左)と仲野太賀【写真:(C)テレビ朝日】
菅田将暉(左)と仲野太賀【写真:(C)テレビ朝日】

「太賀は見たことのない汗をかいていたので、そこも見どころです」

 俳優の菅田将暉が、11月5日放送のテレビ朝日系土曜ナイトドラマ「ジャパニーズスタイル」(午後11時30分)第3話にゲスト出演することが11日、分かった。

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 俳優の仲野太賀が主演を務める本作は、限られた場面設定と登場人物で繰り広げられる連続ドラマの“シットコム”(シチュエーションコメディの略)で、テレビ朝日では初めてとなる。舞台となるのはさびれた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみ。その限られた空間で、30分間ノンストップの群像劇が繰り広げられていき、撮影自体はほとんどが一発勝負となる。

 第3話に出演する菅田が演じるのは、「虹の屋」の出戻り跡継ぎ・哲郎(仲野)の高校時代の親友で、元バレーボール部キャプテンの小野。哲郎の高校時代の知られざるエピソードが暴かれたり、「虹の屋」の未来を左右するような衝撃の提案があったりと、「虹の屋」のメンバーを巻き込んでいく。

 菅田は、仲野とは公私ともに親交のある旧知の仲。過去には、仲野が菅田の初監督作に出演したり、ラジオのゲストに呼ばれたりするなど、その仲睦まじさが話題となっていた。そんな親友・菅田の参戦に、仲野は「やったー! って感じでした。菅田将暉キターって(笑)。こんなに心強い人はいないです」と興奮。「この、ほぼ本番一発勝負という怖い経験を、一緒にできることがとても楽しみでした。いろんな局面で共演させていただいていますが、また新しいページが僕と将暉との間でできたかなという感じです」と感慨に浸った。

 また「虹の屋」従業員・凛吾郎を演じるシンガー・ソングライターの石崎ひゅーいも、菅田の代表曲「さよならエレジー」などの楽曲提供や、石崎のMVに菅田が出演するなど、仕事、プライベートの両面で交流がある。石崎は、「2人がどうやって演技し合うのか、どう芝居を組み立てていくのか、楽しみでした」とコメント。撮影現場では、「今日実際にみて、やっぱりすごいなと思いました」と感想を語った。

 菅田は、本作への出演が決まった際に仲野から「かつてない現場」だと聞かされていたという。収録後は「楽しかったですし、すごい経験でした」と脱力気味にコメント。「ゲスト出演で、あんなに台本がしおれたことはありません(笑)。普段も、基本的には台本にアイディアやメモを書き込んだりはしないのですが、今回は、ゲストということで余計に『邪魔できないな』『何かあったら怖いな』と準備しました」と、収録に臨んだ裏側を明かした。

 続けて、「しかし本当に、太賀、柄本(明)さんをはじめ、このドラマの出演者、スタッフさんたちはすごいと思います。稽古一日、次の日が本番なんてありえないことなんで。しかも30分尺を一発撮り……夢みたいな一日でした」と絶賛した。

 また、仲野と菅田が出演したドラマ「コントが始まる」(日本テレビ)の脚本を金子茂樹氏が手掛けた縁もあり、今作の金子脚本を「『これも試したい!』と思わせるというか、こちらの可能性を膨らませてくれる」と仲野が語れば、菅田も「膨らませる目的で書いているのかな。ステージは用意するんで、遊んでください……というふうにも見える」と分析した。

 さらに菅田は、自身が登場する第3話の見どころについては「仲野太賀との10数ページに及ぶ2人芝居でしょうか。最初に台本を読んだときは、恐怖を感じました。共演回数も多いし、公私ともに交流のある存在で、太賀と絡むとなると、やっぱり下手なことはできないから。ただ、彼は“暴れ馬”なので、手綱を握ろうとしても握れない。そういった意味で、楽しみ半分、怖さ半分でした。太賀は見たことのない汗をかいていたので、そこも見どころです」とアピールした。

次のページへ (2/2) 【写真】「ジャパニーズスタイル」第3話・場面カット
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