川栄李奈、山田涼介と人見知り同士でギクシャク 仲良くなれたのは「天気のおかげ」

女優の川栄李奈が都内で行われたフジテレビ系“水10”ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」(10月5日スタート)の取材会に出席し、役柄への思いなどを語った。

取材に応じた川栄李奈【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じた川栄李奈【写真:ENCOUNT編集部】

フジ連ドラで初ヒロイン「今までこういう役はなかった」

 女優の川栄李奈が都内で行われたフジテレビ系“水10”ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」(10月5日スタート)の取材会に出席し、役柄への思いなどを語った。

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 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK総合)でヒロインを務めて以来、約5か月ぶりの連ドラ出演。フジテレビ系連ドラには初見参となるが「クランクインする前から台本がほとんどでき上がっていたので、撮影に入りやすかった」と、快調にスタートを切ることができた。

 とは言え、台本から受けた印象は難役のそれで、「全体的にアクション、動きが多く、基本的に落ち着いているシーンがない。結構バタバタしていて感情も動いているシーンが多く、結構大変そうだと思った」と、印象を伝えた。

 主演は、Hey!Say!JUMPの山田涼介が務める同作。連続殺人犯を父に持つ大学生の浦島エイジ(山田)が二重人格であるかもしれないと悟り真相を突き詰めていく、状況が二転三転するサスペンスで、原作は「週刊ヤングマガジン」とウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」に連載された作品(原作:井龍一、作画:伊藤翔太)。

 半グレ集団「スカル」が経営するデートクラブ「アリス」で働く女性・ナミが、川栄の役どころだ。

「最初は一見強そうな女の子ではありますが、実はすごく繊細で、誰かと常に一緒にいたいというか寂しがり屋というか。内面の部分でそういう面を感じる部分が結構ある」と役柄を分析し、「今までこういう役はなかった。大体元気な女の子とかが多かったので」と新境地ににっこりほほ笑む。同時に「周りのキャラが濃すぎて、みんな何かを抱えている。ナミは普通の子なので、視聴者の方がいちばんミナ目線で見てもらえると思いますね」と、立ち位置の重要度を自覚する。「監督に、視聴者がいちばんナミ目線で見られるようにしてください、とおっしゃってくれていたので、それは意識しつつやっています」。

 主演としてチームをけん引する山田との関係も「1話2話を撮影して、距離感とかをつかめてきている」と順調そのもの。2人の間に最初に立ちはだかった壁は、互いに人見知り、という性格だった。

「ポスター撮影のときにお会いして、ほぼほぼ目も合わせないくらいしゃべらなかった」と、当初のギクシャク感を回想。それを吹き飛ばしたのは今年の夏のせいだと明かす。

「クラウンクインが猛暑すぎて、人見知りとか、どこかに行きました(笑)。『暑くないですか』とか、初日からお互いにすごくしゃべれていて、天気のおかげです」と、自然に感謝する。

 山田の座長ぶりについては「役にガッと入り、カットがかかったらお話してくださったり、周りの方を気にかけてくれる印象」と絶賛。「座長を困らせないように私もきちんとやろうという風に思いました」と、主演を盛り立てる心持ちを忘れない。

 天気同様、2人の距離を縮めているのは、休憩時間のお遊びだ。

「山田さんが空き時間に、なぞなぞをやってくれたりするんですよ。オンオフの切り替えがはっきりしていて、オフのときに一緒に遊んでもらったりしているので、最終回までにより仲良くなれたらなと思います。なぞなぞでだいぶ打ち解けたなと思います」と、雰囲気もバッチリ。

「撮影が大変で、その分、いいものになっていると思います。みんな裏があって、それが最終話まで続くので、ハラハラドキドキが毎話、毎話楽しめる。台本を読んでも毎回気になる終わり方で終わるので、次が楽しみになるドラマになっていると思います。考察しながら楽しんでもらえたら、よりこの作品が楽しんで見られると思います」と期待感を刺激しつつ、見どころを呼びかけた。

(スタイリスト:高橋美咲)

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