【初恋の悪魔】鈴之介とヘビ女が別れの言葉 “告白”に視聴者もらい泣き「終わらないで」

俳優の林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ「初恋の悪魔」の第10話(最終回)が24日、放送された。もどかしい距離感を保っていた鈴之介と“ヘビ女”が気持ちを通わせる最後の会話劇に「めちゃめちゃ泣けた」との声が多く上がっている。

「初恋の悪魔」に出演した林遣都、松岡茉優【写真:ENCOUNT編集部】
「初恋の悪魔」に出演した林遣都、松岡茉優【写真:ENCOUNT編集部】

「初恋の悪魔」最終回に感動の声が続々と上がる

 俳優の林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ「初恋の悪魔」の第10話(最終回)が24日、放送された。もどかしい距離感を保っていた鈴之介と“ヘビ女”が気持ちを通わせる最後の会話劇に「めちゃめちゃ泣けた」との声が多く上がっている。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります。)

 警察の総務課に務める馬渕悠日(仲野)と会計課職員の小鳥琉夏(柄本佑)、生活安全課の摘木星砂(松岡茉優)、刑事課の刑事・鹿浜鈴之介(林)という同じ警察署に務めているという共通点しかもたない男女4人がひょんなことから仲間となり、事件の立ち向かう様子や、恋と友情を描くミステリアスコメディー。

 父親を連続殺人の犯人に仕立て上げた雪松署長の息子・弓弦。前回のラストでは雪松署長逮捕に向かった悠日と鈴之介がいない間に自分の正体に気づいた星砂を襲おうとした弓弦が、偶然鈴之介の家を訪れた森園(安田顕)を刺してしまうという衝撃のシーンが描かれた。

 ハラハラする展開のまま迎えた最終回は、用事で家を空けていた琉夏が戻ってくる場面からスタート。玄関の前で血痕を見つけた琉夏は嫌な予感を感じつつ家の中に入っていき、その予感の通り弓弦に襲われてしまうのだった。

 弓弦に襲われる前に悠日と鈴之介のスマホに着信を残していた琉夏。琉夏からの連絡に気づいた悠日と鈴之介が家に戻ると、そこには何食わぬ顔でおにぎりを頬張る弓弦の姿が。3人を襲ったことをごまかそうとする弓弦だが、鈴之介に事実を追求されると逆上。持っていたハサミで鈴之介を傷つけ、星砂、森園、琉夏を閉じ込めた部屋に籠城してしまう。

 悠日と鈴之介が弓弦の正体に気づいた頃、息子からのSOSを受けた雪松が鈴之介の家を訪れる。雪松のスマホには「またやっちゃったんで、お願い」「まだ? 早く来て」という弓弦からのメッセージが入っており、息子がまた事件を起こしたと知った雪松は鈴之介に「何人殺した?」と尋ねるのだった。弓弦の正体が判明してもなお、まだ息子をかばい「俺が殺した」と話す雪松。しかし鈴之介になだめられると、雪松は8年前に弓弦と殺された3人の少年たちが4人がかりで友達の大地くんをからかい、殺してしまったこと、弓弦に泣きつかれた雪松は少年たちに大地くんの靴を脱がし、そのあと4人で遺体を川に投げ入れて大地くんの死を事故に見せかけるように指示したことを明かす。弓弦と3人の少年たちは雪松の作ったシナリオ通りに動き、大地くんの死は事故で片付けられた。だがその後、仲間の少年たちが自責の念にかられて自白したいと言い出すたびに弓弦が彼らを殺し、雪松はその隠ぺいを続けてきたという。真実を知った鈴之介は星砂たちがもう死んでいることを確信。「悪魔を殺せるのは悪魔だけだ」と悠日にささやき弓弦を殺そうとするが、寸でのところで星砂たちがまだ生きていることを知り、思いとどまる。その後、弓弦と雪松は警察に引き渡され、連続殺人事件は本当に幕を閉じるのだった。

 弓弦に襲われたときは“ヘビ女”だった星砂だが、病院で目を覚ますと元の星砂に戻っていた。無事を喜びつつも、恋心を抱いていた“ヘビ女”を失い憔悴する鈴之介。悠日たちと出会う前の自分に戻ろうと彼らを拒絶し、寂しさを感じつつまた1人静かな生活に戻るのだった。

 鈴之介が1人の生活に戻って少したった頃、星砂が1人で彼の家を訪れる。訪ねてきた星砂は“ヘビ女”で、もうすぐ完全に星砂の体から消えてしまうからお別れを言いに来たという。鈴之介を夜の公園に連れ出した“ヘビ女”は「あなたに会えて良かったです。あなたのことを好きになりました。あなたはとても、すてきな人です。これからも、あなたのことを思っています」と告白をする。「たぶん、今日で会えるのが最後かもしれません」という“ヘビ女”に、鈴之介は幼い頃の思い出話をする。“ヘビ女”もリサの家で同じような境遇の少女たちと暮らしていた頃の話をし、お互いに好きなものを言い合いながら鈴之介と“ヘビ女”は最後の時間を楽しむ。「元気でいてくださいね」「はい、努力します。あなたも元気で」と言葉を交わしながら別れる2人。消えてしまう前に自分に会いに来てくれた“ヘビ女”に鈴之介が「ありがとう。ありがとう。僕はもう大丈夫です」とお礼を伝えると、“ヘビ女”は振り返らず後ろ手で手を振り、走り去っていく。

“ヘビ女”からの告白を受けた鈴之介が顔を覆って涙を流すシーンに、視聴者ももらい泣き。「号泣シーンめちゃめちゃ泣けた」「めっちゃ泣けた。まだまだ終わらないで」という声のほか、「林遣都、天才!」と林の演技力を称えるコメントも多くみられた。

 切なさとすがすがしさの詰まった2人のお別れシーンで幕を閉じるように見えた最終回だったが、最後の場面は懐かしの“自宅捜査会議”。自宅で居眠りをしている鈴之介の元を悠日、琉夏、星砂が訪ねてきて捜査会議を始めるという、物語の序盤でよく見た光景が繰り広げられる。「マーヤのヴェールをはぎ取るんだ」と言いながらポーズをとる鈴之介と、同じようにポーズを決める3人というおなじみのカットに視聴者は大興奮。「最後に一緒に『マーヤのヴェールをはぎ取るんだ』ってやれて最終回を感じた」「最後にマーヤのヴェールをはぎ取る4人にまた逢えて嬉しかった!!」というコメントのほか、「本当にいい最終回だった」「毎週土曜日が楽しみでした。すごくおもしろかった」「じわじわと初恋の悪魔ロス」と、4人との別れを惜しむ声も多く上がっている。

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