NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第11回が29日に放送される。第11回は、竹千代(のちの家康)が人質の交換で尾張を離れ、駿河の今川の元に入る場面から始まる。

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　のちに天下人となる家康の幼少期を好演しているのが岩田琉聖(いわた・りゅうせい)くん。第10回放送後にはネット上で「かわいい顔して恐ろしい子」「天下を取る男だわ」などコメントが飛び交い、視聴者もその演技力に圧倒された様子。オーディションを経て竹千代役に選ばれたという岩田くんについて、制作統括の落合将氏は「過酷な運命に立ち向かう、幼少時の家康をとても健気に演じていただいていると思います」と太鼓判を押した。

「このドラマは、ほぼすべてのキャストが青年期から始まるので、”唯一の子役”ともいえる大役を、そのかわいらしく凛々しいたたずまいで見事に演じていると思います」という落合氏。第10回では信長(染谷将太)に対し「今川はいつか討つべき相手」「敵を討つには敵を知れ」と幼いながら堂々とした態度を見せた竹千代は、第11回で”討つべき相手”と語った・今川義元(片岡愛之助)とついに対面。ここでも三河の当主の嫡男として、周囲の大人たち顔負けの存在感を放っている。

　東海の激しい覇権争いの中で運命に翻弄される竹千代を表現する岩田くんから、今夜も目が離せなそうだ。