「少年ジャンプ+」海外クリエーター向け漫画投稿サービス開始 作品は日本から閲覧可能

「少年ジャンプ+」は、海外のクリエーターによる、日本を含む全世界でのヒット作創出を目指し、少年ジャンプ+編集部が株式会社MediBangと協業し、海外のクリエーターに向けた漫画投稿・公開プラットフォーム「MANGAPlus Creators by SHUEISHA」(MPC)を30日より開始する。

「少年ジャンプ+」が海外クリエーター向けの漫画投稿サービス「MPC」を開始する
「少年ジャンプ+」が海外クリエーター向けの漫画投稿サービス「MPC」を開始する

英語とスペイン語に対応

「少年ジャンプ+」は、海外のクリエーターによる、日本を含む全世界でのヒット作創出を目指し、少年ジャンプ+編集部が株式会社MediBangと協業し、海外のクリエーターに向けた漫画投稿・公開プラットフォーム「MANGAPlus Creators by SHUEISHA」(MPC)を30日より開始する。

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「MPC」は、英語とスペイン語に対応しており、世界中の漫画を描くクリエーターが自身の作品を自由に投稿・公開でき、世界中の読者に読んでもらうことができるサービスとなり、英語とスペイン語で描かれた作品の投稿のみが受け付けられる。日本からは、ウェブサイトで世界中のクリエーターが投稿した作品を閲覧でき、英語とスペイン語で描いた作品が投稿・公開が可能だ。

 少年ジャンプ+編集部は2019年より、「週刊少年ジャンプ」や「少年ジャンプ+」などジャンプグループの作品最新話を、日本での発売・配信と同時に最大7言語に翻訳、全世界(日本、中国、韓国は除く)で公開するマンガ誌アプリ・ウェブサービス「MANGA Plus by SHUEISHA」を運営しており、「MPC」はその連携サービスとなる。またこのたび、「MANGA Plus by SHUEISHA」のアプリからも「MPC」の閲覧ができる仕様になる。

 さらに、「MPC」では「Monthly Awards」と称して、少年ジャンプ+編集部が審査する漫画賞も毎月開催する。金賞作品は賞金100万円授与に加え、「MANGA Plus by SHUEISHA」と「少年ジャンプ+」(編集部で日本語に翻訳)に掲載される。

「MPC」は、海外のクリエーターによる作品を日本を含む全世界の漫画ファンに発信する挑戦となる。日本国内では、漫画投稿・公開プラットフォーム「ジャンプルーキー!」を14年より運営し、月に4000話以上の投稿が集まっている。その成果として、すでに70人以上の「少年ジャンプ+」連載作家を輩出し、「タコピーの原罪」のタイザン5氏もその一人だ。

 同様に将来、「MPC」から「ジャンプ」や「MANGA Plus by SHUEISHA」の連載作家が誕生することも期待されるという。

次のページへ (2/2) 【写真】プラットフォームサービス「MPC」実際の画面
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