年内引退の加山雄三、岩谷時子のエッセー元にした新曲を発表 黄金の名コンビが復活

歌手の加山雄三が、新曲「海が男にしてくれた」を発表することが25日、分かった。

新曲「海が男にしてくれた」を発表した加山雄三
新曲「海が男にしてくれた」を発表した加山雄三

黄金の名コンビ・岩谷時子と弾厚作(加山雄三)のラストソング「海が男にしてくれた」

 歌手の加山雄三が、新曲「海が男にしてくれた」を発表することが25日、分かった。

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 今年6月に年内をもってコンサート活動からの引退を発表した加山。自身最後のホールコンサート、9月9日の東京国際フォーラムホールAのチケットは即日完売に。同時に開催される全国47都道府県62箇所の映画館でのライブビューイングのチケットも入手困難な状況となっている。この最中ラストホールコンサート前に加山の新曲「海が男にしてくれた」が発表されることが決定した。

「海が男にしてくれた」の歌詞の元である岩谷時子のエッセーは生前、加山にわたされていた。「このエッセーの中には“海が男にしてくれた”という意味が含まれてるのよ」と詩をわたしたとき、加山にそう伝えられた。

 そして岩谷が逝去した数年後、加山家のピアノの上に詩が置かれていた。なぜそこにあったのかはいまだに分からないが、たしかに岩谷の直筆。岩谷時子財団に確認したところ、間違いなく岩谷の筆跡の詩。そしてこの詩に曲をつけることも許諾された。

 今まで151曲を2人で作ったが、詞先の楽曲制作は初めてであり、岩谷が残した詞の譜割も難しく補作詩をする必要もあった。曲が完成するまでに数年の月日が流れたが、2度とないと思われた岩谷と弾厚作(加山)コンビの152曲目の新曲が完成した。そしてこの曲こそが、黄金の名コンビ・岩谷と弾厚作のラストソングとなる。

 この新曲は25日放送のニッポン放送「加山雄三のオールナイトニッポンGOLD!」(午後10時)で制作秘話や今後の活動についての話などとともに初オンエア。26日にデジタルシングルとして配信される。

次のページへ (2/2) 【写真】新曲「海が男にしてくれた」のジャケット写真
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