Netflix韓ドラ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」最終回ロス 現地メディア「奇跡の視聴率」

Netflixで配信中の韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が18日、最終回を迎えた。同ドラマはNetflixのグローバル非英語テレビランキングで1位、日本のテレビ部門TOP10でも1位を独走するなど世界を席巻しておりファンの間からは名残を惜しむ声が上がっている。

Netflix韓ドラ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が最終回を迎えた【写真:(C)Netflix】
Netflix韓ドラ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が最終回を迎えた【写真:(C)Netflix】

伏線を見事に回収 視聴者「きれいなキラッキラした終わり方」

 Netflixで配信中の韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が18日、最終回を迎えた。同ドラマはNetflixのグローバル非英語テレビランキングで1位、日本のテレビ部門TOP10でも1位を独走するなど世界を席巻しておりファンの間からは名残を惜しむ声が上がっている。

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(※以下、ドラマの内容に関わる記述があります)

 同ドラマは自閉スペクトラム障害を持つIQ164の新米女性弁護士ウ・ヨンウ(パク・ウンビン)が一流弁護士事務所に入所し、さまざまな裁判で活躍する姿を描いたヒューマン法廷ドラマ。世の中に残る偏見や差別、また教育、環境、労働問題に正面から問題提起をする一方、親子、友人、職場の同僚との温かい人間関係をほほえましく描くなど多彩な魅力で視聴者の心をつかんだ。特に同じ法律事務所の訟務チームで働くイ・ジュノ(カン・テオ)とウ・ヨンウの恋の行方に視聴者は釘付けとなった。

 最終回の配信後、ネットでは「ただそこにあるだけで価値のある美しい人生を堂々とまっとうしたウ・ヨンウに出会えて本当に良かった」「私も昨晩泣いた」「『私の人生は変で、風変わりだけど価値があって美しい』、このセリフにウ・ヨンウが制作された理由のすべてが詰まってる気がした」「カン・テオ、パク・ウンビンの演技は一生忘れない」「自分も誰かにとって大切な存在であることを忘れないでと語りかけるような最終回」「自分のことを愛せるようになりますように、って願わずにはいられない最終回だった」「ウ・ヨンウ最終回、ここまでまとめた作家さん素晴らしい」「すべてが愛おしく最高な最終回でした!」など“ウ・ヨンウロス”が広がっている。

 また、ドラマのクオリティーの高さに着目する意見も多くみられる。イントロでウ・ヨンウが朝目覚める姿と最終回に登場した弟のそれをそっくりにする構成や、満員電車と空を泳ぐクジラが描かれた初回の通勤シーンを、最終回ではまったく同じ構図でクジラ、シャチ、イルカの数を増やしてヨンウの人間関係の変化を表すなど細部にまでこだわった表現方法に「本当に上手できれいな終わり方」「伏線回収、頭あがりません」と驚く意見もみられる。

 地元韓国では新興ケーブルチャンネルENAで毎週水・木曜夜に放送。18日午後にはソウル市龍山区の映画館「アイパークモールCGV」で同ドラマの最終回団体観賞イベントが行われ、ハッピーエンドに観客が大歓声を上げる動画がネットで拡散されている。調査会社ニールセンコリアによると「ウ・ヨンウ」の最終回視聴率は17.5%(非地上波有料世帯)で新記録を達成した。19日付の国民日報(電子版)は「0.9→17.5% 奇跡の視聴率」の見出しで記事を配信し「最近、地上波、総合編成チャンネルなど主要チャンネルのドラマが5%台の視聴率を超えていないのと比べると目立つ数値」と指摘した。同ドラマの制作会社は24年ごろに「シーズン2」を放送できるようにすることが目標だと明らかにしている。

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