出雲に巨大シナモンが出現、SNSでの大バズりに担当者も仰天 異色コラボの経緯を直撃

「やばい 思ってたよりでかい 何この空間」。日本庭園を望む座敷に鎮座した、サンリオキャラクター「シナモロール」の巨大像がSNS上で話題となっている。島根県出雲市の出雲文化伝承館で行われている「ふわふわシナモロール展」の特設展示だが、なぜ巨大なシナモンが設置されることになったのか。同館に経緯を聞いた。

日本庭園を望む座敷に鎮座した巨大なシナモン【写真:出雲文化伝承館提供】
日本庭園を望む座敷に鎮座した巨大なシナモン【写真:出雲文化伝承館提供】

出雲文化伝承館で行われている「ふわふわシナモロール展」の特設展示

「やばい 思ってたよりでかい 何この空間」。日本庭園を望む座敷に鎮座した、サンリオキャラクター「シナモロール」の巨大像がSNS上で話題となっている。島根県出雲市の出雲文化伝承館で行われている「ふわふわシナモロール展」の特設展示だが、なぜ巨大なシナモンが設置されることになったのか。同館に経緯を聞いた。

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 出雲文化伝承館は、失われつつある出雲地方の伝統を今に伝え、訪れる人々が出雲の歴史と文化に触れることができる憩いの場として1991年に開館。出雲地方特有の築地松に囲まれた敷地には、出雲平野の大地主であった江角家の母屋や庭園、松平不昧公が愛用した茶室「独楽庵」や現代数寄屋建築の茶室「松籟亭」など、多数の文化財や美術品が展示されている。

 同館の担当者は「もともと出雲の歴史や文化をご紹介する施設ですが、週刊少年ジャンプで連載していた漫画『シャーマンキング』の主人公の家が当館をモデルにしていたという縁で、昨年原画展を開催させていただきました。今回はサンリオさまからシナモロール20周年を機にコラボのお話をいただき、シナモンを通じて出雲の文化を伝えられたらと開催に至りました」とコラボの経緯を説明する。

 今回話題となった巨大シナモンは、高さ2メートル、両耳を入れた幅はなんと4メートル。出雲流庭園を望む座敷で記念撮影できるとあって大盛況になっているといい「来館者アンケートでもSNSを見てきていただいた方が多くいらっしゃいました。特にバズらせようという意図はなかったのですが……。好意的な声も多く、出雲の文化発信にも期待以上の大活躍をしていただいております」と担当者。同館公式ツイッターが7月15日に投稿した画像には8月17日時点で10万以上のいいねがついている。

 巨大シナモンに出会えるふわふわシナモロール展は7月14日~8月28日まで開催されている。

次のページへ (2/2) 【写真】いたるところにシナモン、シナモン、シナモン…“シナモロールに染まった”出雲文化伝承館の実際の様子
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