【鎌倉殿の13人】全成演じた新納慎也が感激「本当にすてきなラスト」 妻・実衣への思いも

俳優・小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)の第30回が7日に放送され、源頼朝の弟・阿野全成の最期が描かれた。演じた新納慎也が番組放送後、番組公式ツイッターのインタビュー音声シリーズ「かまコメ」でコメントを公開した。

阿野全成を演じる新納慎也【写真:(C)NHK】
阿野全成を演じる新納慎也【写真:(C)NHK】

番組公式ツイッターのインタビュー音声シリーズ「かまコメ」でコメント公開

 俳優・小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)の第30回が7日に放送され、源頼朝の弟・阿野全成の最期が描かれた。演じた新納慎也が番組放送後、番組公式ツイッターのインタビュー音声シリーズ「かまコメ」でコメントを公開した。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 新納は全成の最期のシーンを演じた感想を紹介。

「台本をいただいたときに『本当にすてきなラストを描いてくださったな、三谷さん、ありがとうございます』と。三谷さんにも連絡して『ありがとうございます』と言いました。本当に悲しい、すてきな最期を描いてくれたと台本の段階でも思っていましたが、それをさらに何倍もすてきなシーンにしてくださった演出とスタッフのみなさんに、今はもう本当に感謝ですね。みんなの努力と、みんなの力です。僕だけではなくて、演出だけではなくて、三谷さんだけではなくて、照明・音響・美術・撮影など、すべてのセクションの努力が報われました。今、撮影が終わったばっかりですけど、すべての皆さんの努力が報われた、いいシーンになったと思っています」。

 全成の妻・実衣(宮澤エマ)への思いにも言及。

「切られて流れた自分の血の赤い色を見たとき、ずっと実衣ちゃんに『君は赤が似合うね』と言ってきたので、赤という色で実衣を思い出したんですよね、あの瞬間に。とにかくあの瞬間は実衣のもとに帰りたい、実衣に会いたいという一心で、実衣への思いだけで最後の力を振り絞って、というシーンでした。全成登場から全体を通してですけど、おそらくこの『鎌倉殿の13人』においての阿野全成さんは兄である頼朝さんの力になるために鎌倉に来て、できるかぎり、自分のできる範囲で力になろうとは思うけど、そんなにむちゃくちゃなこともしない。

 これは僕の考えですが、全成は実衣と出会ってしまったことで、自分のできる範囲でもちろん頼朝さんのお手伝いはするけれど、基本は実衣とこの鎌倉で一生、穏やかに暮らしていきたかっただけの人になったんじゃないかなと思います。今、最期のシーンを撮って、この『鎌倉殿の13人』で僕が演じた阿野全成は、ただ実衣を愛していただけの男、みたいな感じですね」

次のページへ (2/2) 【画像】実衣(宮澤エマ)と再会した全成(新納慎也)
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