【初恋の悪魔】登場人物の謎が徐々に明らかに “星砂”松岡茉優の演技力に視聴者脱帽

俳優の林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ「初恋の悪魔」の第3話が30日、放送された。星砂の“内面”の問題や鈴之助と隣人の不穏なやりとりなど新しい情報も多く、SNSには「4話が待ち遠しい」と期待する声が多く上がっている。

松岡茉優【写真:ENCOUNT編集部】
松岡茉優【写真:ENCOUNT編集部】

「初恋の悪魔」第3話が30日に放送

 俳優の林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ「初恋の悪魔」の第3話が30日、放送された。星砂の“内面”の問題や鈴之助と隣人の不穏なやりとりなど新しい情報も多く、SNSには「4話が待ち遠しい」と期待する声が多く上がっている。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります。)

 大ヒットドラマ「Mother」「東京ラブストーリー」、映画「花束みたいな恋をした」で知られる脚本家・坂元裕二が書き下ろすミステリアスコメディー。警察の総務課に務める馬渕悠日(仲野)と会計課職員の小鳥琉夏(柄本佑)、生活安全課の摘木星砂(松岡茉優)、停職処分中の刑事課の刑事・鹿浜鈴之介(林)という警察署に努めているが捜査権を持たない男女4人が事件の立ち向かう様子や、恋と友情を描く。

 前回、婚約者に結婚後もお互いを束縛しない“オープンマリッジ”を提案された悠日。その場ではそれを受け入れるも、やはり自分は“普通の結婚”をしたいと婚約者にあらためてプロポーズをしようとするが、彼女は約束の場所に表れず。「振られたんじゃない。自分が振ったんです」と強がる悠日に、星砂は「そのとおりだよ」と声をかける。

 星砂はある日、スーパーで万引き犯を捕まえる。しかし店の裏に連れていくと盗んだはずの商品は見当たらず、店長に「(濡れ衣を着せて)告発でもされたら面倒なことになるんだけど」と苦言を呈されてしまう。パートの絹子は「店を守るためには万引きは見過ごせませんよ」とかばってくれるが、その後も何度も同じことを繰り返してしまい、自信を失う星砂。しかし鈴之助の推理で、実は万引きは違う犯罪の隠れ蓑であること、老後の蓄えが欲しかった絹子が万引き事件で店がゴタゴタしている隙を狙って売上げを横領していたことが分かる。

 第3話ではこれまで謎だった星砂のバックグラウンドが垣間見える瞬間が多くあった。ある日、居酒屋で食事をする星砂と悠日。サラダのトマトを避けて食べる星砂に、トマトソースも食べないのかと悠日が聞くと、同じものでできていても違うものもあると答える星砂。悠日が「肉じゃがとコロッケみたいな?」とたとえると、星砂はあいまいに微笑む。そんなやり取りをしていると、謎の男が星砂に近づき自分を覚えているかと尋ねるが、星砂は覚えておらず。怒った男は「へび女」と吐き捨てて去っていく。

 その日の夜、家の鍵をなくした星砂は小洗(田中裕子)の診療所に泊めてもらう。そこで星砂が過去に拳銃で撃たれ、周囲には内緒で診療所で治療してもらっていたことが分かる。小洗に何が起きているのかと尋ねられると、星砂は「私の中に肉じゃがとコロッケがいる」と答えるのだった。

 このシーンの少し前、雪松署長(伊藤英明)が悠日に、兄・朝陽が殉職する10日前、拳銃の弾丸を一発紛失していたことを知らせる場面があったことからSNSには「馬渕のお兄さんが拳銃を打った相手が星砂?」「お兄さんの拳銃の弾と関係ある?」と興奮した書き込みが多く見られた。

 さらにまた別の日、同じ居酒屋で悠日と食事をしているとき、星砂は唐突に悠日に好意を持っていることを告白。そして「私、あんたのお兄ちゃんに会ったことがあると思う」と話し出す。自分の家に朝陽のスマホがあること、悠日たちと初めて会ったとき、資料室で朝陽の事件を調べようとしていたことを明かし、朝陽に会ったのは「3年前の夏。気がついたら夜中の公園にいて、気がついたら私の手の中にスマホがあった」と記憶をたどる星砂。ときどき見に覚えのない買い物をしていることがあること、財布をなくしたり、知らない人から声をかけられることもあると話していると、星砂の様子が急変。人格が変わったようにその場の雰囲気に怯えだし、店から出ていってしまう。

 店を飛び出した星砂を悠日が落ち着かせているシーンでは、通行人の一人として雪松署長の姿もあり「雪松さんなんかあるんだよなぁ」と雪松署長を訝しがる声も上がっているほか、多重人格者を違和感なく演じる松岡を「演技うますぎ!」と絶賛するコメントも寄せられている。

 また、第3話では鈴之助の人となりも明らかになってきた。星砂への恋心を「自分の気持ちに気づいてないだけですよ」と悠日に指摘されると、「自分の気持ちに自分で気づかない? どういうこと?」とイラ立つ鈴之助。「僕は犯罪にしか興味がない。言ってみれば悪魔に恋をした異常者だ。恋愛感情なんて持つわけない」と2人を突き放す。そして3話のラストシーンでは、鈴之助がずっと監視を続けていた隣人・森園(安田顕)が鈴之助の家を訪問。メモを使った筆談で「この部屋には監視カメラがあります」と教えるのだった。

 登場人物の関係性やそれぞれの過去についての描写がざわざわと動き出した第3話。回を増すごとに情報が増え、見どころが深まっていく内容に視聴者からは「4話が待ち遠しい」「これを楽しみに毎日生きてる!」と期待する声が多く上がっている。

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