稲垣吾郎主演映画「窓辺にて」追加キャスト発表 中村ゆり「優しさを作品に感じた」

俳優の稲垣吾郎が主演を務める映画「窓辺にて」(今泉力哉監督)の追加キャストが発表され、中村ゆり、玉城ティナらが名を連ねた。

映画「窓辺にて」に追加キャストに中村ゆり、志田未来らが決定【写真:(C)2022「窓辺にて」製作委員会】
映画「窓辺にて」に追加キャストに中村ゆり、志田未来らが決定【写真:(C)2022「窓辺にて」製作委員会】

中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、志田未来、佐々木詩音の出演を発表

 俳優の稲垣吾郎が主演を務める映画「窓辺にて」(今泉力哉監督)の追加キャストが発表され、中村ゆり、玉城ティナらが名を連ねた。

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 今泉監督にとって17作目の完全オリジナル作品となる「窓辺にて」は、等身大の恋愛模様に加え、これまで以上に“好きという感情そのもの”について深く掘り下げた、美くてちょっぴりおかしい大人のラブストーリーとなっている。

 今回発表されたキャストは、稲垣主人公・フリーライター市川茂巳の妻・紗衣役に中村ゆり、高校生作家・久保留亜役に玉城ティナ、市川の友人でプロスポーツ選手の有坂正嗣役に若葉竜也、有坂の妻・ゆきの役に志田未来、そして紗衣と浮気している売れっ子小説家・荒川円役に佐々木詩音。個性的な俳優陣が今泉組に集結し、濃密でほろ苦い愛についての群像劇を繰り広げる。

 さらに、映画「空のレストラン」の主題歌などを担当したスカートが主題歌を手掛け、ノスタルジーあふれる温かなポップスが鑑賞後感を特別なものにする。劇伴は、抒情派エレクトロ・ダブ・バンドの、あらかじめ決められた恋人たちへの池永正二が担当した。

 出演者のコメントは以下の通り。

○中村ゆり
「稲垣さんとは、撮影中コミュニケーションを取れるような時間もあまりなかったのですが、夫婦役としてお芝居で対峙したときに、ものすごく繊細に丁寧にお芝居を受け取ってくださるので、予期せず心揺さぶられている瞬間が何度もありました。映画の中で、ご自身も苦悩する人物でありながら、いろんな登場人物の想いを受け止めて寄り添う主人公を本当に魅力的に演じていらっしゃり、私も心が癒される想いでした。そして、今泉監督の作品は以前から拝見しているのですが、人間に対する洞察力が鋭い上に、登場人物たちの欠落している部分に対しても『大丈夫だよ』と言ってくれているような優しさを作品に感じていました。今作でも人間の、簡単には表せない心の機微を繊細に描いている素晴らしい脚本に、初見から共感し、感動しました。この映画で今泉作品に参加できたことを本当にうれしく思っています」

○玉城ティナ
「久保留亜、はとても素直でいじらしく子供っぽい部分もありながら、他の人にはできないようなことを平気でやってのける、自分をきちんと見据えて生きている子です。そして稲垣吾郎さん演じる市川茂巳さんは、留亜の輝きと幼さを近くで眺めてくれ、区別をせず言葉を選ばず会話をしてくれるとても大切な大人でした。撮影中は、稲垣さんとのシーンがとても多く、今泉組らしいせりふの多さに圧倒されながら、一日一日をどうにか置いていかれないように必死に過ごしていました。監督と稲垣さんで作り上げられていた世界観に、適切な形で入り込まねば、と固くなっていたときもありましたが、稲垣さんとかわす会話であったり、監督を信じることで、どうにか留亜としての時間を保つことができました。今泉組のオファーを頂いたときは不安もありましたが、今は早く観てもらいたい気持ちでいっぱいです」

○若葉竜也
「撮影中は『こいついいやつだなぁ』『素直だなぁ』と思いながら演じてたはずなのに……。完成版みたらめちゃくちゃクズでした。不思議体験しました」

○志田未来
「包み込んでくださるような優しさで導いてくださった今泉監督。今作でご一緒させていただけたことをとてもうれしく光栄に思いました。私が演じさせていただいたゆきのは、妻として母として、何が正しいのかしっかりと区別できる地に足がついた女性です。ゆきのの覚悟や強さが皆さまに伝わればと思って演じました。日常の一部を切り取ったような画を通して、普段、気づくことのできない人間の本質に気づかされる作品になっていると思います。また、その本質に気づいても前に進むことを躊躇してしまうこともありますが、一歩踏み出すことで、また新しい自分に出会えることも作品を通して教えていただきました」

○佐々木詩音
「ある日突然、今泉監督から連絡が来ました。僕のツイッターで昔に投稿した、殴り書きの日記のようなものを見て、連絡を下さりました。『あなたにならこの役が務まるんじゃないかと思っています』と。脚本を読んでみて、自分に荒川円という人間の葛藤を表現できるか、とても悩みましたが、僕を信頼して声を掛けて下さった今泉監督を信じようと心に決めました。普遍的なようでありながら、誰しもが理解できる感情ではないもの、と同時に誰しもが共感できる感情を、本作品は描いていると思います。ぜひ劇場で楽しんでいただければ幸いです」

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