「AKB48」“天下一HADO会”戦いの行方は? 向井地美音、山内瑞葵、浅井七海、倉野尾成美に意気込みを直撃

アイドルグループ「AKB48」による“熱き戦い”の新章が始まった。AR(拡張現実)を駆使した新世代スポーツ「HADO」のチーム対抗リーグ戦だ。その名も「AKB48天下一HADO会」。第1回の試合は白熱した展開で、ファンも一体となって楽しめる新たな可能性を感じさせた。それぞれのチームを代表し、向井地美音、山内瑞葵、浅井七海、倉野尾成美の4人が、新たな挑戦への決意と意気込みを語った。

「AKB48」の(左から)向井地美音、山内瑞葵、浅井七海、倉野尾成美【写真:ENCOUNT編集部】
「AKB48」の(左から)向井地美音、山内瑞葵、浅井七海、倉野尾成美【写真:ENCOUNT編集部】

「HADO」チーム対抗リーグ戦が開幕 向井地美音、山内瑞葵、浅井七海、倉野尾成美インタビュー

 アイドルグループ「AKB48」による“熱き戦い”の新章が始まった。AR(拡張現実)を駆使した新世代スポーツ「HADO」のチーム対抗リーグ戦だ。その名も「AKB48天下一HADO会」。第1回の試合は白熱した展開で、ファンも一体となって楽しめる新たな可能性を感じさせた。それぞれのチームを代表し、向井地美音、山内瑞葵、浅井七海、倉野尾成美の4人が、新たな挑戦への決意と意気込みを語った。(取材・文=吉原知也)

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 グループのチーム「A」「K」「B」「4」の4チームがトーナメント戦を繰り広げる同大会は、7月12日深夜から放送開始となるテレビ東京系の新番組「AKB48、最近聞いたかも?」(毎週火曜、深夜1時35分)でも放送される。6月23日の第1回を皮切りに、3か月かけて全6回の試合イベントを開催する。全6回の合計勝ち点により、リーグ優勝が決まる。

 東京・HADO ARENA お台場店で行われた6月23日の初回は、向井地率いるチームAが勝利。ご褒美として沖縄旅行を獲得した。決勝で10得点、合計34得点をたたき出してぶっちぎりの強さを見せつけたチームAキャプテンの向井地は、「撃つ弾、撃つ弾が全部当たって、自分でもびっくり。シーズンを通して1位を狙いたいです。私は個人としては『AKB48グループ センター試験』でしか1位になったことがないので、それ以来の1番になれることが見えてきた気がします」。個人の“得点女王”にも意欲満々だ。

 それに、事前のアンケートで“有給休暇”を望み、見事にゲットした沖縄旅行。この日は対戦相手だった大の仲良しの茂木忍(チームK)とのエピソードに触れ、「イベントをやる前から、茂木さんとどっちかが優勝したら旅行に一緒に行こうねと話し合っていました。今回は茂木さんが負けたので、私が『茂木さんは自腹で』と言ったんですけど、『半分こにしたらいいじゃん』って言われました(笑)。本当に楽しみです。水着で海に入りたいですし、もずくの天ぷらがすごく好きなのでいっぱい食べたいです」と、とびきりの笑顔を見せた。

「HADO」は頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着することで、魔法のような「エナジーボール」や「シールド」を放つことができる。80秒間の試合時間で点数を取り合って対戦する。

 3位のチームK・山内はこの日初挑戦で、「運動神経には自信があるのですが、HADOは撃つタイミングなどを計算して、考えながら動く競技だと実感しました。頭がぐちゃぐちゃになっちゃったんですけど、これからもっと成長して強くなりたいです」。2位に入ったチーム4のキャプテン・倉野尾は26得点をマーク。「球技が苦手で運動できないタイプなのですが、HADOはわりと向いているように感じました。『動けるんじゃね、自分』って(笑)。それに、ダンスとは違う疲れなんですよ。何回出したか分からないぐらいずっとパンチでエナジーボールを繰り出していたので、いつも使わない筋肉を使いました」と振り返った。

「AKB48」はHADO競技への挑戦で新たな道を切り開いている【写真:ENCOUNT編集部】
「AKB48」はHADO競技への挑戦で新たな道を切り開いている【写真:ENCOUNT編集部】

「網を差し出しても入れてくれない時は、心が折れそうになります(笑)」

 一方、この日は最下位に沈んでしまったチームB。キャプテンを務める浅井は「正直チームBは全体的にあまり得意じゃなさそうなメンバーが多いのですが…。でも、よける動作は意外と運動神経がなくてもできます。隠れた才能が出ることで一発逆転できれば。ただ、私は2回目以降の出場はやめておいた方がいいかな(笑)。チームBの応援席に座って、応援団長になります!(笑)」。

 このHADOの試合は、アプリ「Wow Live」の応援機能に加え、試合会場ではボールの投票による「推しチーム応援」も実施され、ファン参加型でもあることも特徴だ。ボールは実際にメンバーたちが客席に降りて回収しにいくというシステムだ。ステージと客席の距離も近く、臨場感があふれている。

 新鮮味のあるリアルイベント。向井地は「最近はファンの方と近くでおしゃべりをしたりする機会が少なく、客席の練り歩きも最近のコンサートではできていなかったので、今回、ファンの方の応援で私たちが強くなったり、私たちがファンの方を奪い合ったり、ファンの方もコロッと“推し変”をしたり、こんなに盛り上がると思わなくて、すごく楽しかったです」。浅井は「一番ワイワイ盛り上がっていたのはボール回収なんじゃないかというぐらい。でも複雑な気持ちにもなりました。ボールを入れてもらえたらすごくうれしいのですが、網を差し出しても入れてくれない時は、ううって心が折れそうになります(笑)。それも含めてすごく楽しかったです」と実感を口にした。

 全員が掲げた目標は最終的なリーグ優勝だ。ご褒美の内容はどうなるか分からないが、新キャプテンのメンバーからはある願望が。浅井は「ずっとチームコンサートがしたくて。チームもファンも団結して、そこを目指したいです」と話すと、倉野尾が呼応。「ずっとチームコンができていないので、チーム4としての活動がしたいです。みんなで旅行、ご飯に行くといったことをしたいですし、ファンの方にお礼を伝えることもできれば」と思いを明かした。

 長期にわたるチーム戦を通した成長。山内が「戦う系のイベントは最近あまりなかったので新鮮です。新チームになったばかりですし、絆を深めて、ファンの方と一緒に楽しみたいです」と話せば、浅井は「AKB48と言えば、チームがあることもグループの強みの1つだと思っています。それぞれのチームの色がすごく出るなと実感しました。公演以外の場所で新しい私たちの一面を見つけてもらえる機会になれば」。今後に向けて向井地は「なんかもうAKB48にぴったりの競技なんじゃないかなって思いました。チームごとの絆、それぞれの個性や強みが積み重なっていくことで強くなれると思います。AKB48らしさを出しながら、ファンの方と楽しみながらやっていきたいです」と力を込めた。

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