【鎌倉殿の13人】不協和音から「梶原景時の変」へ 善児の果たす役割は

俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第27回では源頼朝(大泉洋)の死後、源頼家(金子大地)が後を継いだ様子が描かれた。頼家を支える人間はどんどん増えていき、最終的に政子(小池栄子)が義時を指名して計13人に。一方で、頼家は「わしはそんなに頼りないか」と不満顔。自分で選んだ若い6人を招くなど波乱の気配を感じさせた。24日放送の気になる第28回の見どころを探った。

梶原景時(左=中村獅童)と話す北条義時(小栗旬)【写真:(C)NHK】
梶原景時(左=中村獅童)と話す北条義時(小栗旬)【写真:(C)NHK】

小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ、第28回の見どころ

 俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第27回では源頼朝(大泉洋)の死後、源頼家(金子大地)が後を継いだ様子が描かれた。頼家を支える人間はどんどん増えていき、最終的に政子(小池栄子)が義時を指名して計13人に。一方で、頼家は「わしはそんなに頼りないか」と不満顔。自分で選んだ若い6人を招くなど波乱の気配を感じさせた。24日放送の気になる第28回の見どころを探った。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)との争いにより、義時と梶原景時(中村獅童)の構想から大きく逸脱し、13人まで膨れ上がった訴訟の取次を行う宿老たちが登場する。鎌倉殿となり気負う源頼家(金子大地)はこれを自身の力を侮っている結果だととらえて憤慨し、北条時連(瀬戸康史)、頼時(坂口健太郎)ら若い御家人をそばに置いてけん制するという。そんな中、13人の宿老たちが集まり常陸の御家人の土地争いについて評議を……という展開とされる。

 公式サイトの第28回の予告映像では、義時の「鎌倉を守るのが私の役目」という声とともに「鎌倉 不協和音」という字幕も。頼家の「よってたかってわしをのけ者にするつもりだ」という怒りの声も聞こえた。さらに「梶原景時の変」という字幕に続き、りく(宮沢りえ)の声で「これを機会に梶原を引きずりおろしてしまいましょ」という声が聞こえた。続いて土肥実平(阿南健治)の「何故また身内同士でいがみ合わねばならんのだ」という声も。その後、善児(梶原善)の姿も映し出された。

 鎌倉の不協和音の中で起こる梶原景時の変。頼朝の死後、幕府内部の権力闘争として史実にもある。第28回で景時の運命がどこまで、どう描かれるのか。善児がどういう役割を果たすのか。注目したい。

次のページへ (2/2) 【写真】13人の宿老が集結…土地争いを評議するシーン
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