鼠先輩“一発屋”から14年「生きてますよ!」 新曲発表「1.5発屋くらいになりたい」

平成の伝説の一発屋として歌謡界に名を刻んだ鼠先輩が19日、自身の運命を大きく変えた思い出の地・六本木で新曲発表会を行った。

鼠先輩
鼠先輩

新曲「ピピポ体操」などを披露

 平成の伝説の一発屋として歌謡界に名を刻んだ鼠先輩が19日、自身の運命を大きく変えた思い出の地・六本木で新曲発表会を行った。

 笑撃のデビュー作「六本木~GIROPPON~」でポッポフィーバーを巻き起こしてから14年。当時と変わらぬおなじみのパンチパーマにサングラス、白いスーツのいで立ちで登場。「ご無沙汰しております。生きてますよ!」と集まった取材陣へあいさつ。デビュー曲であり大ヒット曲の「六本木~GIROPPON~」、新曲「ピピポ体操」「ありがとさん」を披露した。

 当日は父の日ということもあり、日頃から自身のYouTubeチャンネル「逆R指定小学校」で共演し、「ピピポ体操」のミュージックビデオへも出演している小学生2人が、日頃の感謝を込めてリリースのお祝いに駆け付けて、一緒にダンスを披露した。

「ピピポ体操」は老若男女が歌って踊りたくなるダンスチューン。同曲は英語バージョンも同時リリースされている。「今の時代は、ワールドワイド。どこにチャンスがあるかわからない」と語る鼠先輩は、世界進出も視野に入れている。「リリースされてから毎朝ジャスティン・ビーバーに楽曲を聞いてほしいとダイレクトメールを送っています。まだ既読になりません……」と最近の日課を告白すると、集まった取材陣からは笑いが起きた。

 本来であれば、2020年の鼠年に復活を考えていたというが、コロナ禍で思うように活動ができず中止に。エンタメは不要不急と言われることもあったコロナ禍で、「自分に何ができるのかを考えたとき、歌しかないと思った。もう一度歌のチカラを感じていただいて、エンターテインメントの楽しさを日本中に伝えたい。暗いニュースも多いけれど、とにかくみなさんに笑ってもらいたい」と、その思いからのリリースとなった3作同時リリース。コロナ禍が終息したら、カラオケやスナックで楽しくこの楽曲で盛り上がってもらいたい。そんな思いも込められている。

 最後には「ありがとさん」を歌唱。「一発屋ですけど、これで二発屋、いや…一・五発屋くらいになりたいなと思っています。年末のスケジュールもすべてあけてます!」と力強く抱負を語った。

次のページへ (2/2) 【写真】小学生2人と踊る鼠先輩
1 2
あなたの“気になる”を教えてください