デビュー17年目の23歳・恒松祐里が叶えた夢 映画初主演は苦手なホラーも「一生の思い出」

さまざまなジャンルの仕事に挑戦する恒松祐里【写真:荒川祐史】
さまざまなジャンルの仕事に挑戦する恒松祐里【写真:荒川祐史】

エンタメの“異世界”への挑戦 7月には初のストレートプレー「ザ・ウェルキン」

 一緒に異世界からの脱出を試みる高校生役の本田望結とも初共演。「私よりは年下ですけど、小さい頃から見ていたので、すごく大きくなられたな、と。とてもしっかりされていて、一緒にお芝居を作っていく過程、ラストパートに向けての盛り上げ方セッションしながらできたのが、すごい楽しかったです。本番以外の時は女子特有のキャピキャピした感じもあって、和気あいあいでした」。

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 撮影では、長回しやFPS(ファースト・パーソン・シューティング=一人称視点撮影)で撮るなどの試みも。「カメラマンさん、照明技師さん、私たちの全員がタイミングをちゃんと合わせるシーンが多くて、一体感を持って協力する現場でした。初号を見終わった後の第一声は面白かった! いろんなエンターテインメントの仕掛けがたくさんちりばめていて、緊張感があるからこそ、ちょっとしたことに笑えちゃう。私みたいにホラーが苦手な人も楽しめる体感型アトラクションホラーだな、と思いました。テーマパークに友達や家族と遊びに行くみたい感じで見られる作品になっています」と手応えを感じている。

 昨年はNetflixドラマ「全裸監督 シーズン2」、NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」などに出演し、飛躍の年を過ごしたが、今年も、この初主演の映画のほかに、7月には初のストレートプレー「ザ・ウェルキン」(吉田羊、大原櫻子主演)が控えている。

「今年もドラマと映画の撮影が多く、3月にはアミューズの女優陣が出演したアミューズスーパーハンサムWライブで歌って踊る体験させてもらって、夏は初のストレートプレー。いろんなジャンルでお仕事させてもらう機会があります。今後の長い俳優人生の中で、どのジャンルが向いているのか、どんな課題があるのかを発見し、今後の道筋のためにいろんな体験ができる年だなって思っています」。エンタメの“異世界”への挑戦は続く。

□恒松祐里(つねまつ・ゆり)1998年10月9日、東京都出身。2005年「瑠璃の島」(NTV)で子役としてデビュー。19年の「凪待ち」でおおさかシネマフェスティバル2020新人女優賞を獲得。近年の主な出演作にドラマ「真田丸」「都立水商!~令和~」「もみ消して冬~我が家の問題なかったことに~」「女子高生の無駄づかい」、映画「虹色デイズ」「3D彼女リアルガール」「アイネクライネナハトムジーク」「殺さない彼と死なない彼女」「酔うと化け物になる父がつらい」「スパイの妻 劇場版」など。

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□公開情報
「きさらぎ駅」
監督/永江二朗 出演/恒松祐里、本田望結、莉子ほか
配給:イオンエンターテイメント/ナカチカ
6月3日から全国公開

<スタッフクレジット>
スタイリング/武久真理江
ヘアメイク/安海督曜
衣装協力
lilith art duct
chabi jewelry

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