仮面ライダー俳優・稲葉友がBL映画で初主演 男に襲われる衝撃シーン「最初は話せなかった」

BL実写映画に「死ぬ気で生きました」の場面カット【写真:(C)2021「恋い焦れ歌え」製作委員会】
BL実写映画に「死ぬ気で生きました」の場面カット【写真:(C)2021「恋い焦れ歌え」製作委員会】

Netflix映画部門1位を獲得した記録的BL実写映画に「死ぬ気で生きました」

 ドラマ、舞台では主演は経験済みだが、初主演映画という記念作でもある。「初主演であることは後からでした。作品の中で生きることしか考えられなかった。僕は、主役をやりたいとは思わないんです。そういう意味ではあまり野心はないのかもしれない。主役を演じるというのも戦略の一つだとは思いますが、これは自分が考えることではないかな。それよりも、役をやりたいと思えるかです」。

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 本作で主演できたことには幸せを感じている。「今まで脇で主演の俳優さんをたくさん見てきたので、何か助けになりたいな、と思ってやってきました。主役をやっていると、こんなにも共演者やスタッフに支えてもらえるんだと思いましたし、主役ができることはすごいことなんだなって。こんなこと、自分の主演作でいうことではないとは思いますけども」。

 Netflix映画部門1位を獲得した記録的BL実写映画「性の劇薬」のフューチャーコミックス、「百円の恋」「アンダードッグ」のスタジオブルーがタッグを組んだ。BL映画という側面もあるが、映画は一人の人間の苦悩、そこから抜け出す過程、ゲイの生きづらさなどが丹念に描かれている。「監督の言葉を借りれば、そこに社会が介在しているところが大きいのかな。僕も、BL映画をやったとも、社会派映画をやったとも思っていないんです。言ってみれば、死ぬ気で生きました、という気持ちです。現場での記憶はいっぱいあるんですが、どこかあいまいなんですよね」。

 コロナ禍になって、自身の健康にも気を使い、早寝、バランスの取れた食生活、適度なトレーニングやストレッチを心がけるようになった。来年は30歳の節目だ。「舞台上から見た景色を始め、忘れられない体験は数え切れない。自分は恵まれているなと思います。そんな中で年々、いろんなことに応えていきたい。その応えることって、なんだろうというあいまいさもありますが、続けていくことの大切さを感じています。30は節目であるし、よく考えていかないといけない。自分が変われば、やりたい役も作品の選び方なども変わってくると思います。これからも全身全霊で飛び込むような仕事をやっていきたい」と意気込んだ。

□稲葉友(いなば・ゆう)1993年1月12日、神奈川県出身。2010年、ドラマ「クローン ベイビー」(TBS)で俳優デビュー。11年、舞台「真田十勇士~ボクらが守りたかったもの~」(天王洲銀河劇場)では、舞台初出演にして主演。以降、映画、ドラマ、舞台で幅広く活躍中。21年には自身が企画・出演する舞台「ともだちが来た」(浅草九劇)が上演された。J-WAVEの「ALL GOOD FRIDAY」(毎週金曜11時半~16時生放送)にてラジオパーソナリティーも務める。

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