「ナンバMG5」ヤンキー役を好演の子役出身18歳 進学せず「私には女優しかない」

最強のヤンキーと普通の高校生の二重生活を送る間宮祥太朗主演のフジテレビ系学園コメディー「ナンバMG5(エムジーファイブ)」(水曜・午後10時)で、難破家の末っ子、中学生・吟子を演じているのが、芸歴12年の原菜乃華(18)だ。映画「罪の声」の好演で注目。高校卒業後、女優1本で勝負する原の思いは?

自身の中学生時代について語った原菜乃華【写真:ENCOUNT編集部】
自身の中学生時代について語った原菜乃華【写真:ENCOUNT編集部】

原菜乃華インタビュー、生涯女優宣言「退路を断って、覚悟がよりいっそう固まった」

 最強のヤンキーと普通の高校生の二重生活を送る間宮祥太朗主演のフジテレビ系学園コメディー「ナンバMG5(エムジーファイブ)」(水曜・午後10時)で、難破家の末っ子、中学生・吟子を演じているのが、芸歴12年の原菜乃華(18)だ。映画「罪の声」の好演で注目。高校卒業後、女優1本で勝負する原の思いは?(取材・文=平辻哲也)

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 6歳のときから子役としてスタートし、園子温監督の「地獄でなぜ悪い」で二階堂ふみの少女時代を演じ、12歳のときには自身の子役体験を反映させた「はらはらなのか。」で映画初主演を果たした原。近年では小栗旬&星野源共演の映画「罪の声」(2020年)では声が使われたことで事件に巻き込まれる中学生・望を演じ、以降、「ナイトドクター」「真犯人フラグ」など話題のドラマ出演が立て続いている。

「ナンバMG5」はヤンキー高校生の学園コメディー。原は、両親(宇梶剛士、鈴木紗理奈)、長男・猛(満島真之介)、次男・剛(間宮)のヤンキー一家の末っ子、中学生、吟子を演じる。「コメディーがずっとやりたかったんです。今まで結構重い事情を抱えていたり、死んでしまったり、病気だったり……という役が多かったので。気持ちを追い詰めたり、プレッシャーを感じたりすることが多かったんですけど、今回はいい状態で現場に入ることができました」。

 難破家の賑やかな食卓はドラマの見どころの一つ。「現場は笑いが絶えないので、笑いNGをたくさん出してしまうほど、楽しいです。皆さんがテンションを高く作ってくれて、特に満島さんがずっと面白いんです。お顔を見ただけで笑ってしまうくらい。満島さんに間宮さんや鈴木さんがつっこんでいる様子に笑ってしまいますし、宇梶さんがセリフに合わせて、面白いことをアドリブでされるので、みんな笑わないように必死です」と笑みを見せる。

 着ぐるみファッションがトレードマークの吟子はこれまで演じた中でも、とびっきり明るいキャラクターだ。「着ぐるみを着ると、スイッチが入りますね。皆さんに、一番明るい自分を引っ張り出してもらっている感じがします。毎日たくさん笑って、たくさん動いて、すごく健康的な生活しているなって思います。(監督からは)ヤンキーというよりも、令和のギャルをイメージしてもらえれば、と言われました。言葉遣い、姿勢はヤンキーなんですけど、根はすごく真面目で素直でいい子なんです」。

 自身の中学生時代はどうだったのか。「普通にお仕事をしていたので、部活はできなかったんですけど、行事が活発で、文化祭の芝居では遅くまで残って準備したり、練習したり……。魔法使いの役を演じたのが、すごく楽しかったですね。勉強も100人中31位と、ある程度頑張っていました。お仕事があるときは友達がノートを貸してくれたりして、サポートしてくれて、今でも、遊びに行くのは中学時代の地元の友達が多いですね」。

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