「心配と緊張で手がプルプル」 AKB48岡田奈々が明かしたプレッシャーとの向き合い方

2009年から17年まで「週刊少年サンデー」で連載された、大高忍による大人気漫画「マギ」。世界のあちこちに突如出場した迷宮(ダンジョン)に眠る、究極の秘宝を求めて、2人の少年アラジンとアリババが冒険へと旅立つ、魔法冒険譚だ。そんな「マギ」が満を持してミュージカル化。物語のカギを握る、最強の狩猟民族の少女・モルジアナ役には、AKB48のエース・岡田奈々が決定した。かねてより“2.5次元”作品への出演を熱望していたという岡田に、意気込みを聞いた。

ミュージカル「マギ」でモルジアナを演じるAKB48・岡田奈々【写真:舛元清香】
ミュージカル「マギ」でモルジアナを演じるAKB48・岡田奈々【写真:舛元清香】

「マギ」がミュージカル化、出演するAKB48・岡田奈々にインタビュー

 2009年から17年まで「週刊少年サンデー」で連載された、大高忍による大人気漫画「マギ」。世界のあちこちに突如出場した迷宮(ダンジョン)に眠る、究極の秘宝を求めて、2人の少年アラジンとアリババが冒険へと旅立つ、魔法冒険譚だ。そんな「マギ」が満を持してミュージカル化。物語のカギを握る、最強の狩猟民族の少女・モルジアナ役には、AKB48のエース・岡田奈々が決定した。かねてより“2.5次元”作品への出演を熱望していたという岡田に、意気込みを聞いた。(取材・構成=安藤かなみ)

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――「2.5次元」作品への出演が憧れだったと伺いました。

「もともと、漫画やアニメがすごく好きなんです。AKB48に入ってからはグループの舞台やミュージカルに何度か出させていただいて、そのときから『2.5次元だったらどうなるんだろう』と気になっていましたし、自分もいつかアニメのキャラクターを演じてみたいと思っていました。なので、2.5次元ミュージカルに挑戦してみたかったんです。出演が決まったときはすごくうれしかったですね」

――グループの第一線で活躍し続ける岡田さんが考える、舞台の魅力は。

「私みたいな緊張しいでもできるのが舞台だと思っています。ドラマや映像でのお芝居は、基本的に稽古がないじゃないですか。でも、舞台は1か月かそれ以上の期間で同じシーンを何度も繰り返しやることができるので、力不足で緊張しがちな私でも『しっかり稽古を積み重ねれば人前に立つことができるんだ』と学びました。なので、私はたくさん稽古ができる舞台やミュージカルがすごく好きなんです。本番が始まっても、毎公演違う成長が見られたり、雰囲気が違ったりするのが舞台のいいところ。1公演ずつ、いい意味で変えていきたいです」

――心配や緊張に打ち勝つために取り組んでいることは。

「心配しすぎて、緊張しすぎて、最初の本読みのときには手がプルプルしています(笑)。でも、立ち稽古に入ったら台本を持たなくてもいいくらいにせりふを覚えておかないといけないなって、自分を追い込んだりもします。先日、初めて48グループ以外の舞台『青い鳥』に出たのですが、そのときも心配すぎて……。髪を青くして、鏡を見るたびに『せりふを覚えろよ』と圧をかけていました。不安をなくすためには、毎日その作品に触れることが大事だと思います」

――グループでの活動も、自身にプレッシャーをかけていくことはありますか。

「ある程度はかけていますね。例えば、レッスンでは細かく確認していくタイプ。誰にも責められないように、予習はしっかりしていきます」

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