赤井沙希から見た“ライバル”雪妃真矢 DDT25周年記念大会前に9年間の思いを吐露

世紀の決戦を赤井は「華やかさとは無縁のつぶし合いになる」と予告

 実はタッグを組んだこともある。試合終了後、対戦した安納サオリと3人が大型スクリーンに映し出された。「華やかでキラキラしていた」と振り返る。レジェンドたちと若手世代のはざまにいる赤井だが「ハザマ世代の私たちが新たなプロレスにアプローチできるんじゃないかな。今までのファンに加えて、これまでプロレスをみてこなかった人たちの目を、プロレスラーに向かせることができるんじゃないかな」と力をこめた。

 雪妃はフリー選手たちが集結するフリーランスサミット「NOMADS’」にも参戦するなど「行動力もある。私にはない頭脳が彼女にはある。お互いにないモノを補いあえば、光が生まれるかも」と赤井の評価は実は高いのだ。

 3・20決戦はDDTの25周年大会とあって、さまざまな趣向が用意されている。赤井の入場も「花道はランウエイ(ファッションモデルが歩く道)なんです。今回も期待してください」と、スペシャルな演出が準備されている。ゴングが鳴るまでは美女対決に期待される華やかさを存分に楽しめそうだ。

 ただし、いったん決戦が始まってしまえば、華やかさとは無縁のつぶし合いとなるだろう。赤井は「前哨戦でぶつかり合って、彼女の本質がわかった気がする。殴り合い、どつき合い、泥臭い試合になる」と予告する。

 センダイガールズプロレスとの対抗戦で、他団体の女子選手と渡り合う魅力を知ってしまった赤井でもある。「雪妃選手もフリーだけど、いわば対抗戦。国技館という最高の舞台で、最高の相手との一騎打ち。これまでの私とこれからの私。赤井沙希のプロレスを見てください」とズバリ。ミューズにしてアテナ(闘いの女神)となって国技館のリングに舞い降りる。

次のページへ (3/3) 【写真】本当にプロレスラー? 浴衣着用のかわいらしい姿を見せた赤井沙希のプライベートショット
1 2 3
あなたの“気になる”を教えてください