関水渚の恋愛観「元カレは結構どうでもいい」 “3週間毎日結婚式”を経験して思うこと

石原さとみに憧れて芸能界入りした関水渚【写真:荒川祐史】
石原さとみに憧れて芸能界入りした関水渚【写真:荒川祐史】

花嫁を略奪しにくる元カレってどう?「女の人にとって元カレって結構どうでもいいんですよね(笑)」

――関水さんが考える“理想の結婚式”を教えてください。

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「私は海がすごく好きなので、海の見える結婚式場が理想です。ハワイとかもいいですね! 今回、劇中では友だちが来てくれて楽しい式になったので、実際の結婚式にも友だちを呼びたいです」

――劇中では、遥の元カレ・裕也(岩田剛典)が花嫁を略奪するために披露宴乱入を計画します。裕也のように、花嫁を略奪しにくる状況をどう思いますか。

「私だけではないと思いますが、女の人にとって元カレのことは結構どうでもいいんですよね(笑)。もともと好きだった人とか、学生時代に片思いをしていた人とか……。あのときはあんなに好きだったのに、友だちとしては好きだけど『男の人としてどう思うか』と言われたら、全くなんとも思わないなって。男女の考え方の違いもあるのかもしれないですね」

――今回メガホンをとった大九明子監督の映画「勝手にふるえてろ」(17年)の大ファンだと伺いました。また、脚本を担当したバカリズムさんの作品に出演することも念願だったようですね。

「『勝手にふるえてろ』はすべてが最高の映画です。主演の松岡茉優さんのお芝居も魅力的ですし、監督の演出もすばらしく、本当に共感できます。セリフや行動、おそろしいことをしているはずなのに、すごくかわいらしく見えるところも、なんだかこの映画の不思議なところだなと思えて。なんだか分からないけど、とにかく大好きなんですよね。

 バカリズムさんの映画『架空OL日記』(20年)が大好きで、映画館でも見ました。面白いし、疲れているときでもぼ―っと見られて、それでいて楽しい気持ちにさせてくれる。人を疲れさせず、前向きにさせてくれる作品が多いと思うんです。そこが大好きです。セリフの言い回しもリアルで、脚本の力がすごい。『なんでこんなに女性のことが分かるんだろう?』って。そんな大好きなお2人とお仕事ができて、すごくうれしかったですし、毎日幸せでした」

――21年には「八月は夜のバッティングセンタ―で。」(テレビ東京系)で連続ドラマ初主演を務め、話題作への出演が相次いでいます。「朝ドラのヒロイン」という目標も掲げていらっしゃいますが、今後はどんな作品に挑戦したいですか。

「朝ドラももちろんですが、なんでもやってみたいです。石原さとみさんがヒロインのドラマ『リッチマン・プアウ―マン』(フジテレビ系、12年)に憧れて芸能界入りしたので、そういった恋愛ドラマもいつかやってみたいです。このお仕事は本当に楽しいので、いただける役ならどんな役でもチャレンジしてみたいです!」

――最後に、ファンの皆さんにメッセ―ジをお願いします。

「展開が早くて、テンポもよく、面白く進んでいくので、最初から最後まで見ていて全く飽きないんですよ。みんな個性が強いので、1人1人のキャラクタ―に注目して見てほしいです。『結婚式をしなくてもいいかも』という方もいらっしゃるかもしれませんが、この映画を見たら『案外、楽しいかも』と感じてもらえると思っています」

□関水渚(せきみず・なぎさ)1998年6月5日、神奈川県生まれ。2017年に「アクエリアス」のCMでデビュ―。19年には映画「町田くんの世界」の主演の座をオ―ディションで射止め、各種新人賞を総なめにした。20年、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」でヒロイン・コックリを演じ話題に。21年、「八月は夜のバッティングセンタ―で。」(テレビ東京系)で初の連続ドラマ主演を務めた。

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