【ゴシップ】編集部の機転でDV被害者女性を救出 ハンドサインの「SOS」登場に評価の声

女優の黒木華(くろき・はる)が主演するフジテレビ系「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(毎週木曜、午後10時)の第9話が3日夜に放送された。大手出版社が運営するニュースサイトを舞台に編集長の瀬古凛々子(黒木)ややる気を失った部員らの再生と奮闘を描く異色ドラマ。この日は人気作家をめぐる書籍編集部と「カンフル NEWS」の攻防をベースに作家を目指す女性が受けているDV被害が生々しく描かれた。

「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」で主演を務める黒木華【写真:舛元清香】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」で主演を務める黒木華【写真:舛元清香】

「カンフルNEWS」ついに目標の5000万PVを達成

 女優の黒木華(くろき・はる)が主演するフジテレビ系「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(毎週木曜、午後10時)の第9話が3日夜に放送された。大手出版社が運営するニュースサイトを舞台に編集長の瀬古凛々子(黒木)ややる気を失った部員らの再生と奮闘を描く異色ドラマ。この日は人気作家をめぐる書籍編集部と「カンフル NEWS」の攻防をベースに作家を目指す女性が受けているDV被害が生々しく描かれた。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 部員の下馬(野村周平)はネタ会議で若い女性から圧倒的な人気を誇る小説家・草川敦(渡辺佑太朗)の熱愛疑惑を提案する。同期会が行われたレストランで偶然、草川が女性と密会している場面を目撃し、証拠としてスマホで撮影していたのだった。大ネタに編集部員が興奮するなか、書籍編集部の井伏部長(津田寛治)と部員らが「カンフルNEWS」編集部に乗り込み「草川の記事は出すな」と恫喝。映画化も決まっているため熱愛スキャンダルが出ると草川の名に傷が付くと言うのだ。

 しかし、事態は思わぬ方法に向かう。草川が密会していた女性はアルバイトをしている作家志望の島崎一葉(白石糸)。しかし、一葉は作家を横取りして人気が衰えると使い捨てにすることで悪名高い編集者の川端心平(ハマカーン・浜谷健司)と密かに交際していた。川端は一葉を利用して草川の横取りを画策していたのだ。

 凛々子がスマホを通して一葉に直接インタビューすると、一葉は手を不自然に動かしながら川端との交際を否定。不審に思った凛々子は一葉が特に好きだという草川の3作目の小説「きみと沈むなら」を猛烈なスピードで読みヒントを見つける。一葉は川端の自宅に軟禁されDVの被害を受けていたのだ。不自然な手の動きは相手に「SOS」を伝えるハンドサインだった。根津(溝端淳平)と笹目(寛一郎)は川端の自宅に乗り込み一葉を救出。川端は暴行罪で逮捕され、一連の騒動を書き込んだ「カンフルNEWS」の記事には多数のアクセスが集まりついに目標の5000万PVを達成した。

 この一葉の手の動きに視聴者からは「ゴシップ、DVのサインしとるやん」「今日のゴシップ、DV被害のハンドサインの話まで出てるのか」「まじDV許せんわ」「DV被害者のSOSのハンドサイン!今回の話もすごく良かった」と評価する声がネットに多数上がっている。

 また、「DVのSOSサイン、知りませんでした」という告白もあり、「見張られているDV被害者が送るSOSのハンドサイン」「一緒なら外出させてやるという時、レジの会計などに送る人もいるとか。覚えておきましょう」「SOSのハンドサイン覚えておこう。万が一のとき見逃さないように」「ハンドサイン広がって欲しい」と呼びかける声も寄せられている。「家庭内暴力から助けてほしい時に示すハンドサイン」と題したイラストを紹介する書き込みもあり、そこには1)手のひらを見せ親指を曲げて4本指を上げる、2)親指を4本指で握る、という手順が説明されている。

 10日放送の第10話では、新人文学賞の出来レース疑惑とIT企業の詐欺疑惑が描かれる。

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