【オヤジの仕事】直撃リポーター・阿部祐二さん ミス・ユニバースの娘・桃子さんには直撃できない理由

朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ)などで活躍するリポーター歴26年目の阿部祐二さん(61)。生真面目な顔で「事件です!」というおなじみの決めゼリフには、聞く人をハッと引きつける力がある。そんな硬派なイメージの阿部さんだが、3年前、一粒種の桃子さん(25)がミニ・ユニバース日本代表に選ばれ、世界大会ではナショナルコスチューム(民族衣装)部門最優秀賞受賞。美しい娘を前に、やに下がる阿部さんの表情が注目された。どんなふうに娘を育てたら、あんな美女になるのか。阿部さんに聞いてみた。

一粒種・桃子さんにはデレデレの阿部祐二さん
一粒種・桃子さんにはデレデレの阿部祐二さん

娘がやりたいことをやらせていた

 朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ)などで活躍するリポーター歴26年目の阿部祐二さん(61)。生真面目な顔で「事件です!」というおなじみの決めゼリフには、聞く人をハッと引きつける力がある。そんな硬派なイメージの阿部さんだが、3年前、一粒種の桃子さん(25)がミニ・ユニバース日本代表に選ばれ、世界大会ではナショナルコスチューム(民族衣装)部門最優秀賞受賞。美しい娘を前に、やに下がる阿部さんの表情が注目された。どんなふうに娘を育てたら、あんな美女になるのか。阿部さんに聞いてみた。

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 外見でいえば、僕は身長186センチ、家内が170センチあるので、桃子が大きいのは遺伝ですね。幼い頃からいつも周りの子より大きくて、猫背になりがちでした。だから、小さい頃から姿勢を正すように言ってきましたね。バレエをやっていたことも良かったと思います。

 バレエのほかに水泳、スキー、英語、ゴルフ、ピアノ……。習い事はたくさんやらせていました。「いやだ」と言ったら強制はしませんでしたけど、水泳は、娘は身体が弱かったので、丈夫な体になってもらいたくて。スキーと英語は子供の頃からやっておくと将来いいかな、と僕が思って。ゴルフは家内がプロゴルファーなので、家族で楽しめるように、と。ミス・ユニバース世界大会に出る頃まではゴルファー志望で、プロテストを受けるほどだったんですよ。

 勉強は自宅のリビングで、僕が教えていました。僕は若い頃、芸能活動と並行して家庭教師の仕事をしていて、教え子を有名中学・高校に合格させた経験があるので、勉強を教えるのは得意なんですよ。娘は素直に僕の言うことを聞いていましたよ。僕のキャリアを知っているから。

面と向かっては何も言えない!

 ……なんて言うと立派に聞こえるかもしれませんけど、実は娘に面と向かっては何も言えない(笑)。何でも家内経由で伝える。娘が目の前にいるときでも。照れくさくてね。直撃は得意で自信があるんだけど、娘にはまったく直撃できない。怒ることもできません。怒るときは家内に向かって怒る。「どういうことだ!」って。家内からは「直接言いなさいよ」って言い返されますけど(笑)。

 桃子はミス・ユニバース世界大会の後、モデルや女優の仕事をやりたい、と言い出して芸能界に入ったので、今はいろいろ相談を受けています。僕のことを業界の先輩として、リスペクトしているんだと思います。僕は大学時代にモデルと俳優を始め、35歳のときにリポーターに転身したんですけど、仕事から帰っても毎日睡眠2、3時間で勉強したり資料を読み込んだり、走って体を鍛えたり、ずっと努力する姿を娘は見てきたので。だから、芸能界が甘いところではないことも、娘はよくわかっていて、今、一生懸命レッスンに通っていますよ。

次のページへ (2/4) ミス・ユニバース出場、芸能界入りには反対だった
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