岡田奈々を輝かせる努力と謙虚さ 念願の初優勝の先に見据える“ソロ”としての飛躍

AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の決勝大会が12日に千葉・舞浜アンフィシアターで開催され、AKB48/STU48の岡田奈々が“4度目の正直”で初優勝を飾った。

AKB48/STU48岡田奈々が歌唱力No.1決定戦の4代目女王に輝いた【写真:小田智史】
AKB48/STU48岡田奈々が歌唱力No.1決定戦の4代目女王に輝いた【写真:小田智史】

事務所移籍と「根も葉もRumor」のセンター経験が自覚と本来の実力を引き出す

 AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の決勝大会が12日に千葉・舞浜アンフィシアターで開催され、AKB48/STU48の岡田奈々が“4度目の正直”で初優勝を飾った。(取材・文=小田智史)

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 岡田と言えば、AKB48グループのメンバーたちから憧れの人に挙げられ、どんな楽曲も歌いこなす確かな歌唱力を誇る実力者だ。それでも、歌唱力No.1決定戦の過去3大会では、3位、5位、3位と優勝には縁がなかった。これまで「自分は盛り上げ役」と知らないうちにどこかでストッパーをかけていたが、昨年7月に所属事務所を移籍し、9月に発売されたAKB48の58thシングル「根も葉もRumor」でセンターを務めたことで、「今回は主役になる」という思いが芽生えたという。

「自分が真ん中じゃなくても、グループを支えられたらいいなという思いが強かったですけど、センターに立ってみて、事務所を移籍して、ソロ活動が増えていくと実感したなかで、自分一人で成長しないといけない、みんなに頼っていちゃいけないんだなと思いました。だから、今年の歌唱力No.1決定戦は周りを支える、周りを盛り上げるだけじゃなくて、個人として成長した姿を見せるんだって」

 EGOISTの「名前のない怪物」を歌い上げ、SKE48古畑奈和を同率1位でファイナルに進出すると、2曲目では家入レオの「未完成」を披露。歌唱後には感極まる場面もあり、「第4回で最後」と決意して挑んだ覚悟を覗かせた。

「去年の自分を超えたいなということで、去年よりも難しい曲を探していました。EGOISTさんの『名前のない怪物』はすごくテンポが難しくて、自分が今まで歌いこなすことができなかった楽曲なので、あえて選んで歌いこなしてやろうと練習しました。家入レオさんの『未完成』は、YouTubeを見ていたときにビビビっときて、一から覚えて歌いました」

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