勝地涼、志村けんさん半生ドラマで加藤茶を熱演 コント場面は「ワクワク感がありました」

故・志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」(フジテレビ系、27日午後9時から)で、俳優の勝地涼が加藤茶役を演じる。役への思い、演じての感想を語った。

「志村けんとドリフの大爆笑物語」で加藤茶を演じた勝地涼【写真:(C)フジテレビ】
「志村けんとドリフの大爆笑物語」で加藤茶を演じた勝地涼【写真:(C)フジテレビ】

人気の裏に隠された挫折や葛藤を描くドラマ

 故・志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」(フジテレビ系、27日午後9時から)で、俳優の勝地涼が加藤茶役を演じる。役への思い、演じての感想を語った。

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 今回のドラマでは、山田裕貴がデビュー10周年の節目の年に、志村けんさん役。いかりや長介さん役を遠藤憲一、高木ブー役を加治将樹、仲本工事役を松本岳、荒井注さん役を金田明夫が演じる。厳格だった志村けんさんの父親・志村憲司さん役には、渡辺いっけい、常に志村さんを応援し続けた母親・志村和子さん役には宮崎美子、福田組には欠かせない俳優の一人、ムロツヨシもある役で出演する。また、志村さんとは生前、共演の経験のある肥後克広(ダチョウ倶楽部)、親交のあったミッツ・マングローブも出演が決定。脚本・演出は福田雄一が手がける。

 志村さんがコメディアンになることを決意し1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業、そして74年にメンバーの一員となってから90年代までの日々、人気の裏に隠された挫折や葛藤を描く。名作コントのシーンも注目されている。

 勝地は今回の出演の話がきたときについて、「とにかくテンションが上がりました。(実際の放送は)自分の世代とはちょっと違うんですが、再放送やスペシャルを見て育ったので。“加トちゃん”という呼び方も、みんなに親しまれている呼び方ですし、僕自身、加藤さんが大好きなので、ぜひやりたいと思いました」と振り返った。

 役を演じる上で意識した点は「とにかく時間があればコントをずっと見ましたし、ザ・ドリフターズのドキュメンタリーも見ました」。撮影中は、志村さんを演じる山田となるべく過ごしていたといい、「その時間を大事にしようと心がけました。演技ではなく、楽しそうにやっているのを見せないといけない。僕らが笑わせてもらっていたあのコントを自分たちが楽しめなかったらという思いがあったので、楽しんで演じるように心がけました」という。

 実際に演じてみて、「幅広く愛されているザ・ドリフターズ、その中で加藤さんを演じる。そしてコントをやる。プレッシャーもありましたけれど、自分なりの、自分が愛した加藤さんを表現できればと思って演じました。正解はもちろんないですけれど、やりきれたかなとは思っています」と話した。

 見どころの一つがコントシーン。「風呂屋のコントは全員でやったということと、遠藤さんにあんなふうに…という機会はないのでワクワク感がありました」と笑いながらも、「福田監督もコントシーンを撮る前におっしゃっていましたが、遠慮すると面白くなくなるからって。でも一方で、お互いの信頼がないとできないコントでしたので、短い撮影期間ではありましたが、距離が縮まる関係性を作れたことによって思い切りやれました」と語った。それに、「山田君とのコントシーンは何度も練習してきましたので、多少本番では緊張するところもありましたけれど、間違えてもいいくらいに思って臨んだので、普段の撮影とは若干違う雰囲気でした」という。

 最後に、「僕たちはこの作品をすごく愛して作ってきたので、見た方が笑顔になってくれたらと思います。いかりやさんのセリフに“来週もまた、一生懸命頑張ります!”とありますが、その精神で僕たちもこのドラマに挑んだので、そこも伝わるといいなと思います」とメッセージを寄せた。

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