AKB48卒業の横山由依、坂道Gの勢いを感じるも「私たちには私たちのよさがある」

「ステージに立つことの思いが、みんな強くなっている」

――AKB48を後輩に託す形となり、近年、公式ライバルの坂道グループに越されている印象もあります。後輩に任せる身として、どのように見ていますか。

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「自分もメンバーとして、肌感覚として、坂道グループや他のアイドルグループに勢いがあると感じてはいるんですけど、今のAKB48って本当にめちゃくちゃいいので、だから私もこのタイミングで卒業を決められたと思うんです。1年前、2年前でしたら、自分自身も準備はできてなかったし、グループとしても、まだちょっと卒業すると踏み出せないところがありました。今は振り付けをそろえることのこだわり、ステージに立つことの思いが、コロナ禍もあってなのか、みんな強くなっているので、いいグループになっていると思います。他のグループと比べられることもあると思いますが、私もAKBの活動の中で、比べられることが苦しいということに気づいたので、私たちには私たちのよさがあるというところをもっと知ってもらえたらうれしいです」

――AKB48で過ごした日々を漢字一文字で表すとしたら。

「漢字一文字で表すなら……『輝』という字ですね。私のキャッチフレーズは『金閣寺より輝きたい』というんですけど、これはファンの方が付けてくださったキャッチフレーズで、ステージで輝けるように、というのをモットーにしてきました。誰よりも汗をかいてきたと思いますし、汗の輝きで、キラキラではないかもしれませんが、いろんなステージで輝かせてもらいましたし、輝けたのかなと思います」

――横山さんにとってアイドルとは。

「アイドルって見ていてすごく楽しいなと思うので、アイドルだと思ってAKB48の活動を正直してなかったですね」

――では、AKB48とは。

「AKBとは……私にとっては宝物ですかね。すべてが詰まっていると思います。すべての感情も詰まっていますし、イチ社会じゃないですけど、先輩がいて後輩がいて、そういうものも全部詰まっていると思うので、いろんなことを教えてくれました」

――最後にファンの皆さんにメッセージを。

「2009年に加入して、12年間、AKB48で活動してきたんですけど、今思うのは、たくさんの方に支えてもらったなというのをすごく感じています。一人ではできないことをメンバーと一緒ならできたし、スタッフさんと一緒ならできたし、何よりもファンの方がコンサート会場に連れて行ってくれたという感じがするので、私は一人じゃない、みんながいたということが続けられた秘訣だと思います。夢を追ってかなえていくのが、すごく楽しいなと思ったので、これからも私は夢を追い続けていきたいと思いますので、AKB48として好きになってくださった方も、引き続き応援していただけたらなと思います」

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