「イクメン・デスマッチ戦士」宮本裕向、驚異の回復力で“進化”実感 「人類の進歩だ」

右足には欠場中に開発した秘密兵器も

 大日本プロレスのBJW認定デスマッチヘビー級王座を保持しているが、ベルト返上は求められなかった。大日本も宮本を始めとするデスマッチ戦士の超人ぶり、いや進化を遂げた新人類ぶりを認識しているのだろう。「本当にありがたいこと。できるだけ早く復帰し、チャンピオンらしいデスマッチを披露することで、お返ししたい」と感謝している。

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 タダでは転ばない男である。欠場中に秘密兵器を開発している。「右足に装着するアーマー。ケガしていたんだから、サポーターやテーピングと同じでしょ」とウインク。どうやら、右足を保護するためという「凶器」を準備しているようだ。

「今回の骨折で、逆に自分の体に自信がついた。俺はまだまだ進化している」と胸を張る宮本が怖いのは、中1と小5になった娘2人。「難しい年頃。上の子は反抗期かもしれない」とイクメンならではの悩みを漏らす。

 だが、「きちんと向き合っている」と声を大にした。はれものに触るような扱いをしたり、面倒だからと逃げたりしない。「自分の子どもなのだから、正面から向き合う。それが親の努め」とキッパリ。

 甘やかすだけが愛情ではない、本気で叱ることもしてきた。だが、そこに愛情があれば子どもにもしっかり伝わる。正面から本気で向き合うことが大事だと力説する。「子育てが終わるまでは、まだまだ親としても勉強中だけど、一緒に成長して行きたい」と、うわべだけではない本物のイクメンだ。

 デスマッチにもけがにも、そして子どもにも、何に対しても正面から向き合ってきた宮本。来年の正月決戦はもちろん、思わぬスピードでパワーアップしてリングに戻って来そうだ。

次のページへ (3/3) 【写真】右足にギブスをはめながら電動自転車を乗り回す宮本裕向
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