【カムカムエヴリバディ】西田尚美が朝ドラで念願の母役 「マッサン」で主人公の姉役から7年「うれしかった」

女優の西田尚美がこのほど、NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜、午前8時)に出演が決まった際の心情、役や現場の印象などを語った。西田はヒロイン安子(上白石萌音)の母・橘小しずを演じている。

橘小しずを演じる西田尚美【写真:(C)NHK】
橘小しずを演じる西田尚美【写真:(C)NHK】

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロインの母・橘小しずを熱演

 女優の西田尚美がこのほど、NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜、午前8時)に出演が決まった際の心情、役や現場の印象などを語った。西田はヒロイン安子(上白石萌音)の母・橘小しずを演じている。

「以前『マッサン』(2014~15年)に出演したときは主人公の姉の役でしたが、『いつか“朝ドラ”でお母さん役ができたらいいな』と思っていたところに、今回、母親役をいただいてとてもうれしかったです。また、再びの大阪放送局の制作でスタッフさんとも再会ができ、しかも出身地である広島県福山市のすぐ隣の岡山県が舞台なので、ワクワクした気持ちでいっぱいになりました」

 小しずは、いつも家族みんなの幸せを願う心優しい安子と算太の母。夫・金太と一緒に御菓子司「たちばな」を切り盛りしている設定。

「小しずさんは、すごく優しいお母さんだと思います。控えめで、家族に寄り添っていて、『なんてできた人なんだ』と感心しきりです。控えつつも芯が強い人。そして子どものこと、家族のことをとても大事にしています。算太は初めての子なので、多分あの性格もひっくるめて好きなんだと思います。算太も安子も天真らんまんで、のびのび育っていて、家族のムードメーカー的な存在です。小しずさんはそれをいつも見守っていて、あまり制限や束縛をせずに、のびのびと子どもたちがやりたいことをやらせてあげるタイプのお母さんという印象です。金太役の甲本雅裕さんとは夫婦役を演じることがこれまでも多いので、気負うこともなく安心して撮影ができました。そして今回は、今まで演じたことのない新しい夫婦の雰囲気なので新鮮です」

 撮影現場の印象は、まるで本当の家族と思えるほどのようだ。

「コロナ禍でなかなかコミュニケーションを取りにくいですが、セットの中にある通称“たまり”でソーシャルディスタンスを保ちつつマスク姿でしたが、みんなとコミュニケーションを取れたことがすごく幸せでした。いきなりセットに入って撮影を始めるのと、その前に他愛(たあい)のない話をして場を温めておくのとではやはり違います。“たまり”での待ち時間、家族や職人さんたちとの会話が食事のシーンなどにも生かされています。橘家では、皆で食卓を囲んでいる絵がたびたび出てきます。それは本当に温かくて、いつも皆で笑っていて家族のようでした」

 最後は番組をPR。

「ピュアでまっすぐな作品です。きっと、小しずさんみたいな人もいたと思いますし、このような家族や経験をした方たちがいたんじゃないかと思います。日々の暮らしのどこにでも転がっている、片隅にあるものをすくい上げているような、そんなお話です。毎朝ちょっと心がホッとしたり、一日が笑って始められるようなドラマです。撮影現場も一日を始めるにふさわしい、とても温かいものになっているので、ぜひその温度を感じてもらえたらと思います。あと、和菓子も食べたくなるはずです(笑)」

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