中高年ファンが涙する…激戦必至の若き2人の激突 大日本11・16後楽園決戦を見逃すな

「昭和のイケメン」青木優也が大どんでん返しをやってのけるか【写真:柴田惣一】
「昭和のイケメン」青木優也が大どんでん返しをやってのけるか【写真:柴田惣一】

野村が守り続けてきた幼少期からの教えとは?

 28歳になったばかりの野村だが、昭和の新日本プロレスやUWFが大好きで、試合映像を繰り返し見ては研究しているという。一撃必殺の技にもこだわり、現在では投げっぱなしの多いドラゴンスープレックスも、野村はきちんとホールド。「若手の怪我は経験不足から起こり、ベテランの怪我は怠慢から起こる」という今は亡き鬼軍曹・山本小鉄さんの言葉に感銘を受け、日々ブリッジとストレッチは欠かさない。「キャリアを積むと、どうしても慣れが出て来てしまう。特に首は大事なので毎日鍛えている」。ドラゴンスープレックスホールドは、鍛錬の賜物だ。

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 基礎がしっかりしていなければ応用も活用もできない。「寒い時は体がこわばって怪我しやすい。いつもよりしっかりと心掛けている」とキッパリ。あくまでも基本に忠実だ。

 また、幼少の頃より「歯は3分間は磨きなさい」との教えを守ってきた。どんなに疲れていても3分間の歯磨きは欠かさない。確かに野村の歯は、真珠のように白くてきれいだ。きれいなだけではなく、丈夫でもある。

 ひと昔前「芸能人は歯が命」という歯磨き粉のCMが流行ったが、歯をくいしばることが多いプロレスラー。「プロレスラーは歯が命」なのだろう。歯科医に聞いたところ「3分の歯磨きを推奨していますが、途中で面倒になったりして、きちんと3分する人は少ない」という。ホワイトニングなどはしていない。「天然です」ときれいな歯を見せて笑う。今は人工的にいろいろできるが、天然に勝るものはない。

 野村の考え方は「温故知新」。古いものはダサいなどと否定しない。だが決して懐古趣味でもない。良いところは参考にして、今を頑張り、未来を向いて進んでいる。

 殺伐とした王者・野村に、熱い挑戦者・青木が挑むタイトルマッチ。大日本の鬼軍曹・岡林裕二は「どんな試合になるのか、若い2人のこの一戦に注目している。自分もまた挑戦したいと思っている。だからすごい試合をしてベルトの価値を上げてほしい」と熱視線を送る。

 殺気の野村か、熱気の青木か。お互い「覚悟」の勝負。大日本の未来を占う一戦になる。

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