山本美憂、KIDさんに誓ったRENAへのリベンジ「あのときの約束は絶対守ります」

「Yogibo presents RIZIN.32」(20日、沖縄アリーナ)で、RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)と対戦する山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)が2日、都内で練習を公開した。

5年2か月ぶり再戦でRENAへのリベンジ宣言【写真:(C)RIZIN FF】
5年2か月ぶり再戦でRENAへのリベンジ宣言【写真:(C)RIZIN FF】

「本人はここにはいないですけど、試合のときは絶対見てる」

「Yogibo presents RIZIN.32」(20日、沖縄アリーナ)で、RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)と対戦する山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)が2日、都内で練習を公開した。

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 息子の山本アーセンを相手にミット打ちを披露し、その後、オンラインで報道陣のインタビューに答えた。

 RENAとは自身のMMAデビュー戦となった2016年9月25日に対戦し、フロントチョークで一本負けを喫した。

 5年2か月ぶりの再戦は、リベンジをかけた闘いとなる、

 今でも思い出すのは、RENAに敗れた直後、弟の山本KID徳郁さんがかけてくれた言葉だ。

「あの時、一番悔しかったのは弟のKID。リングの中にいるときに『やり返すぞ。次は絶対勝てるから』と言ってくれて」

 初の総合の試合を終え、頭の整理もできずに「何のこっちゃ!?」とぼう然としていた美憂の横で、悔しさをあらわにしていたのがKIDさんだった。

「一番悔しがっていましたね。家族が目の前で負けるのを見るのはすごくつらいので、その気持ちは分かります」

 再戦では、KIDさんの思いも背負う。「本人はここにはいないですけど、試合のときは絶対見てるし、あのときの約束は絶対守ります」と美憂は言い切った。

 試合は、昨年大みそかの浜崎朱加戦以来となる。試合間隔は空いたが、「全体的にレベルは上がってきました」と成長に自信。レスリングをベースに打撃、寝技を磨いてきた。「ちゃんと相手の動きとか見て、対策を練って来たけど、一番は自分が持ているものを出す。そこが一番大切だと思う」と、完全燃焼を誓った。

 夏の東京五輪ではレスリング日本代表の闘いぶりを見て、刺激も受けた。

「レスリングをずっと見ていました。日本の選手は攻撃的な常に攻めの姿勢で勉強になった。自分のルーツを知らされた。レスリングの練習は現役のころより今のほうが楽しくできる。頭も使うようになった」

 30歳のRENAは「あと2~3戦」での引退を示唆。しかし、8月に47歳になった美憂は「明らかに20代、30代の選手に比べて引退に近いのは私のほう」と笑う。

 2~3試合ではなく、いつ“そのとき”が来るのか分からない覚悟を秘める。

「一戦一戦を全力で思いきり、これが最後だと思って闘っています」と、沖縄決戦へ闘志を高めた。

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