松本伊代、デビュー曲をセルフリメイク 40周年アルバムは故・筒美京平作品で構成

筒美さんへの敬意を込めて「真夏の出来事」などカバー4曲も

 収録曲は、すべて筒美京平作品で構成。自身のオリジナル曲からは、「センチメンタル・ジャーニー」、「ラブ・ミー・テンダー」、「虹色のファンタジー」、「ビリーヴ」、「ポニーテイルは結ばない」の5曲をセルフリメイク。演奏はオリジナルの音源を使用し、すべてニューボーカルで録音された。

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 また、筒美さんへの敬意を込めて、「くれないホテル」(オリジナル:西田佐知子)、「真夏の出来事」(オリジナル:平山三紀)、「あなたがいたから僕がいた」(オリジナル:郷ひろみ)、「シンデレラ・ハネムーン」(オリジナル:岩崎宏美)のカバー4曲を収録。いずれも、松本の“トレジャー・ヴォイス”を生かした歌唱だ。

 さらに、新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」も特別に収録。この曲は、75年頃、ビクターのディレクターが預かった未使用のメロディーで、たまたまリリースの機会を逃していたもの。松本の40周年記念曲として、この度、レコーディングされた。作詞は、同じく「センチメンタル・ジャーニー」を手がけた湯川れい子が担当している。

 湯川は「京平先生の新曲があるなんて、夢のようです。ドキドキしながら聴かせていただいたら、やっぱりただものではないメロディーです。実は『センチメンタル・ジャーニー』はドリス・デイ、『ラブ・ミー・テンダー』はエルヴィス・プレスリーの大ヒット・ナンバーでした。そこで今回も、何か歴史に残る洋楽のタイトルを考えてほしいと言われて、頭に浮かんだのがカーペンターズの大ヒット曲『Yesterday Once More』だったのです。あのカレン・カーペンターの、一度聴いたら忘れられない癒しの声。そして伊代ちゃんの、長い年月を感じさせない甘い魅惑の声」をイメージして書いた、とのコメントを出した。

 この新曲とカバー4曲の編曲を担当したのは、4月に国際フォーラムで開催された筒美京平トリビュートコンサートの総指揮を務めた船山基紀。筒美京平メロディーを知り尽くしたアレンジャーの力強いサポートを得て、アルバムの仕上がりが注目だ。

 松本伊代のコメントは以下の通り。

「伊代はまだ16だから――。自分の名前が織り込まれている湯川先生の詞を初めて見たときはびっくりして『私に歌えるかしら』と不安だった『センチメンタル・ジャーニー』。ところが! 京平先生のメロディーに乗せて歌い始めたら、すぐに気恥ずかしさは消えて大好きな歌になりました。それから40年。私の代名詞ともいえる大切な歌を、40年分の感謝を込めて歌い直しました。12月にリリースするアルバムからの先行配信です。YouTubeの映像と合わせて楽しんでいただけたらうれしいです」

次のページへ (3/3) 【写真】松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」40周年版のMVサムネイル
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