「ちむどんどん」沖縄ロケ予定 新型コロナ次第もNHK「強く希望しています」

女優・黒島結菜がヒロインを務めるNHKの2022年度前期の連続テレビ小説「ちむどんどん」の制作統括・小林大児氏が11日、取材会に出席し、作品の魅力や撮影の様子を語った。物語は沖縄に生まれ育った主人公・比嘉暢子が西洋料理のシェフを目指して修行し、やがて東京に沖縄料理の店を開くために奮闘する姿と家族愛を描く。

来年春放送予定のNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」の制作統括が魅力紹介【写真:(C)NHK】
来年春放送予定のNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」の制作統括が魅力紹介【写真:(C)NHK】

来年春放送予定のNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」の制作統括が魅力紹介

 女優・黒島結菜がヒロインを務めるNHKの2022年度前期の連続テレビ小説「ちむどんどん」の制作統括・小林大児氏が11日、取材会に出席し、作品の魅力や撮影の様子を語った。物語は沖縄に生まれ育った主人公・比嘉暢子が西洋料理のシェフを目指して修行し、やがて東京に沖縄料理の店を開くために奮闘する姿と家族愛を描く。

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 小林氏は「黒島さんもクランクイン初日から、僕らも演出家も初日であることを忘れるくらいに非常にリラックスした自然な雰囲気の中で、コミカルな芝居もテンポよくフットワーク軽く、他の出演者の方とうまく息を合わせて、どんどんリードしてお芝居を作ってくれています。明るくこの上ないくらいの雰囲気の中で撮影が進んでいます」。また「初日から初日感のあまりない、こなれたチームワークを、黒島さんを筆頭に作ってくださっています」と紹介した。

 小林氏は舞台となる沖縄ロケについても言及。新型コロナウイルスの状況次第とした上で、「われわれは沖縄に行って沖縄の生の風と光の中でこの物語を一部でも撮影したいと強く希望しております」ときっぱり。「無事に済んだら大きな声で報告したい」と、今後、沖縄ロケを予定していることを明かした。

 物語では1960年代の沖縄の雰囲気も再現するという。小林氏は「地方の地域では、まだ電気が通ったばかりでガスもないとか、バスの重要性が高かったり、そのバスが右側通行だったとかというようなところは大事にしていきたい」と説明。また、まだ撮影はしていないとした上で「交通が右側通行であった。お金がドル、セントだった。バスの持つ機能も大きかったというところはこだわって表現したい。沖縄ならではの1960年代の姿に期待していただけるとうれしい」と、意欲をにじませた。

 また、シェフを目指すヒロインを演じる黒島の料理の腕には「プライベートでもお料理をされているということで、基本は分かっていらっしゃる。僕から見ると、とても、そういうふうに見える。十分に雰囲気、たたずまい、料理人に近づいている」とした。最後は、現場を楽しんで弾ませてくれているという意味で「主役として俳優の皆さんの雰囲気をリードして作ってくれているなと、頼もしく思っています」と語った。

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