ローテンションは「平常運転」 松井愛莉が見せた素の姿「オーディションは1番嫌い」

女優でモデルの松井愛莉(24)が9月、週替りスタートで配信ドラマ、映画に出演し、大活躍だ。18日配信スタートのFODオリジナルドラマ「エロい彼氏が私を魅(まど)わす」では主演、23日公開の映画「総理の夫」では主演・田中圭の同僚役、29日パラビ先行配信のドラマ「つまり好きって言いたいんだけど、」(10月上旬からテレビ東京で放送)では主演・大原櫻子の恋敵となる看板女優役を演じる。2013年にゼクシィ6代目CMガールに抜てきされ、現在は女優として活躍を続ける松井だが、「女優業はいまだ慣れないです」と話す。

笑顔でインタビューに応じた松井愛莉【写真:舛元清香】
笑顔でインタビューに応じた松井愛莉【写真:舛元清香】

松井愛莉、9月は女優強化月間…「エロい彼氏が私を魅わす」など3作一挙リリース

 女優でモデルの松井愛莉(24)が9月、週替りスタートで配信ドラマ、映画に出演し、大活躍だ。18日配信スタートのFODオリジナルドラマ「エロい彼氏が私を魅(まど)わす」では主演、23日公開の映画「総理の夫」では主演・田中圭の同僚役、29日パラビ先行配信のドラマ「つまり好きって言いたいんだけど、」(10月上旬からテレビ東京で放送)では主演・大原櫻子の恋敵となる看板女優役を演じる。2013年にゼクシィ6代目CMガールに抜てきされ、現在は女優として活躍を続ける松井だが、「女優業はいまだ慣れないです」と話す。(取材・文=平辻哲也)

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 松井にとって、9月は女優強化月間だ。3作一挙にリリースに「うれしいんですけども、少し気恥ずかしいですね」と照れて見せる。

「エロい彼氏―」は高学歴、高収入の証券マンとの結婚が決まっているお嬢様育ちのヒロイン・仁美が、ガテン系の土木作業員(笠松将)と出会い、気持ちが揺らぐというラブコメ。「野島伸司さんの脚本ですが、せりふ量が膨大で、覚えられるのかなと思って、毎日不安で寝られない日々を過ごしていました。でも、現場はすごく和気あいあいとしていて、皆さんの年齢が近かったこともあって、楽しく撮影をしましたね」と振り返る。

 ヒロインが男性に求めるものは高収入か、色気か。「家族に振り回され、自分も周りを振り回して、最終的に、どうなるのかを楽しんでいただけたら。どっちを選ぶのか。役を通して、結婚ってなんだろうと考えてしまいました。結婚相手に求めるもの? 価値観が一緒で、自分の素を認めてくれる人がいいです。楽しく過ごせばいいかなって」。

 仁美はお嬢様育ちという設定だが、「お嬢様感が難しくて、悩みました。監督は『そんな気にしなくていい』と言ってくださったので、そこはクリアになったのですが、感情の部分でも結構難しいところが多くて、苦戦しました。せりふも難しかったです。仁美は思ったことを全て口にしてしまう、嘘をつけない女性なのですが、私だったら、それを言ったら迷惑になると思って、絶対に口にしないことを言うんです」。

 主役は現場を引っ張っていく座長の役割もあるが、「座長という言葉が1番似合わないと思います。学生時代も、学級委員長は絶対にやりたくなかったし、リーダー的な存在はできない。苦手なんです。あまり目立たないように、と生きてきたので」と芸能人らしからぬ発言も。数多くの主演ドラマもあるが、「主演は荷が重いので、だいたい不安になります。現場でも引っ張っていける感じでもなく、必死に食らいついている感じ。それはどの現場も変わりません」と話す。

 3作品ともコメディーだが、普段の松井はローテンション。「疲れていますか」と聞いてみると、「いやいや、これが平常運転なんです。コメディーではハイテンションを求められるので、エンジンをあげるのが大変なんですよ。オーディションは1番嫌いで、毎回変な緊張感があって、ドキドキしてしまうんです」とほほ笑む。

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