松井玲奈、夢だった島本理生作品での主演が実現 映画「よだかの片想い」が22年に公開

安川有果監督「松井さんの魅力がそのままこの映画の魅力」

 コメントは下記の通り。

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○松井玲奈
「『よだかの片想い』は私にとって特別な1冊です。描かれる恋愛模様に心奪われた日から、いつかアイコを演じたいと強く思い、そして今回その夢がかないました。敬愛する島本理生さんの、中でも特に思い入れの強い作品。その世界を生きることができるなんて、こんなにもうれしいことはありません。皆さんにご覧いただける日が来ることが、今から楽しみです」

○中島歩
「安川監督と松井さんとは会ったその日から率直に話し合える風通しの良い関係でした。それぞれが恋愛観を持ち寄り作品に織り込んでいった、気恥ずかしくも創造的な撮影でした。皆さまにご覧いただける日が楽しみです」

○安川有果監督
「『まだ映画にできるか分からないが、感想を聞かせてください』とプロデューサーから薦めていただき、顔のあざによって生まれる不思議な関係性を描いた小説『よだかの片想い』を初めて読みました。私がこれまで読んできた島本さんの小説とは雰囲気の違うライトな読み口が新鮮で、偏った美の価値観がまん延する社会であざごと自分を肯定したいと願う主人公アイコの魅力に心をつかまれ、読み終えるころには『他の監督の手に渡ってほしくない』と強く感じていました。松井さんは、この役を熱望されていただけあって頼もしく、映画全体を引っ張ってくれました。シーンの相談のために待機場所を訪ねると、びっしりと付箋のついた小説を読み込んでいた姿が今も目に焼き付いています。その覚悟と熱量で『島本作品の主人公を演じる』夢をかなえた松井さんの姿には幾度となく刺激を受けましたし、アイコに魂を吹き込んでくれた松井さんの魅力がそのままこの映画の魅力であると自信を持って言いたいです。

 中島さんはユニークな方で、特に印象に残っているのは、撮影が終わってしばらくしてからアフレコにお越しいただいたときに、あるシーンの自分の演技を見て『この人モテてきた人ですね』とおっしゃったことです。その時は『(撮影時じゃなく)今?」と思いましたが、後になって、意識すると演技に影響が出るからわざと忘れていたんだな、と気がつきました。撮影の時にも準備してきたものを忘れることを意識的にされていた印象があり、安心できないところに身を投げ出す勇敢さに、俳優のすごさを垣間見た気がしました。このお2人の間にしか生まれないすてきな瞬間を見つめることのできた撮影は、とても幸福な時間でした。粘り強く何度も脚本を書き直してくださった城定さん、まだ発表されていないすてきなキャストの皆さん、支えてくださった優秀なスタッフの皆さんにも、この場を借りてお礼を言いたいです。

 皆で作った映画が少しでも誰かの心に残るものになっているなら、こんなに幸せなことはありません。お届けできる日が今から待ち遠しいです」

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