ポカリCMでブレーク…「おかえりモネ」17歳女優はゴルフで鍛えたメンタルが武器

女優、モデルと活躍する茅島みずき(17)がNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜、午前8時)に出演する。宮城・気仙沼のために奮闘する大学生・水野役で、主人公モネ(清原果耶)に影響を与える役どころ。朝ドラ出演は目標で、「将来はヒロインを演じられるように頑張りたい」と決意を新たにした。

雑誌「Seventeen」の専属モデルを務め、朝ドラ「おかえりモネ」に出演する茅島みずき【写真:荒川祐史】
雑誌「Seventeen」の専属モデルを務め、朝ドラ「おかえりモネ」に出演する茅島みずき【写真:荒川祐史】

茅島みずきがヒロイン・清原果耶に影響を与える大学生役「一番緊張したのはリハーサル」

 女優、モデルと活躍する茅島みずき(17)がNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜、午前8時)に出演する。宮城・気仙沼のために奮闘する大学生・水野役で、主人公モネ(清原果耶)に影響を与える役どころ。朝ドラ出演は目標で、「将来はヒロインを演じられるように頑張りたい」と決意を新たにした。(取材・文=平辻哲也)

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 大塚製薬「ポカリスエット」のCMや吉沢亮&杉咲花共演の映画「青くて痛くて脆い」などに出演する高校2年生が、憧れの朝ドラに出演する。「お芝居を始めたときから、朝ドラに出演するのは大きな目標だったので、すごくうれしかったです。その分、プレッシャー、緊張感はありました」と話す。

 演じるのは東京から気仙沼にやってきた大学生・水野。「大学生を演じたのは映画に続いて2回目です。水野は人や街のために自分ができることがないかと頑張っている女の子。彼女自身はすごく明るくて、葛藤や弱い部分は人には見せない。私は悩みがあるとすぐ人に相談しちゃうタイプなので、私にはできないなぁ。同じような経験をしたことがないのですが、心情的には理解できました」。

 登場は9月27日の週からだが、既に撮影は進んでいる。「一番緊張したのはリハーサル。うまくできなかったのですが、清原さんが『大丈夫だよ』って声をかけてくださり、少しリラックスもでき、緊張しながらも本番に臨むことができました」と振り返る。

 清原については「監督さんと相談しながら話し合いながら撮影していて、自分の意見をしっかり持っていますし、役について本当に深く深く考えているなと思います。カットがかかっても周りのことがしっかり見えているので、緊張している私にも声を掛けてくださったりと優しかったです」と話す。

 長崎出身。名前の「みずき」は、母親が入院していた産婦人科医院の庭にハナミズキが咲いていたことから、祖母が命名した。小2からゴルフを始め、ベストスコア70。県代表として全国大会に出場したこともある。「祖父がゴルフをしていて、3つ上の兄がやることになった時に、よく分からないながらも始めたんです。毎日練習に行くのが当たり前の生活になって、試合に勝ちたくて、ハマっていきました。当時はプロになりたいと思っていたので、女優になりたいとは思ったことはなかったんです。小6の時に長崎予選を1位で通過して、全国大会に出場し、優勝を目指すぞっていう勢いだったのですが、前日にスランプが始まって、全国大会はダメでした。ゴルフって、本当にいきなり調子が悪くなるものなんです」。

 しかし、この挫折が大きな転機になった。全国大会での失敗に落ち込んでいた彼女に、母がアミューズ主催のオーディション(17年)を勧め、グランプリを受賞。14歳の時には「ポカリスエット」のCMに抜てきされた。「何もわからない状態で、学んだことが大きかったですね。CMが決まってから、1か月ぐらいダンスを練習しましたし、感情を爆発させるのが1つのテーマでした。表現力の大切さは学びました」。

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