TikTokでバズるコツは「顔がちゃんと見える」「背景が美しい」 公認クリエイターが解説

「こんな動画がはやっているんです!」と、おうち時間で楽しめそうな動画を見せてくれた安井さん【写真:山口比佐夫】
「こんな動画がはやっているんです!」と、おうち時間で楽しめそうな動画を見せてくれた安井さん【写真:山口比佐夫】

ユーザーのニーズも日々変化 「いまはやっているものが見えます」

 動画内では秒単位で指定した範囲ごとにエフェクトをかけることができ、テキストも指定したタイミングで表示される。「例えば、とある文字を動画内の5秒から7秒まで表示するように設定することもできます。編集はすごく細かくてイライラしてしまうこともあって、TikTokをやり始めた当初はすごく時間がかかっていました」と説明しながら、指一本で編集作業をしていく安井さん。「人気急上昇や、ランキングに入っている曲を使うとバズりやすいです。今はTikTokから流行する曲が多いので、TikTokでバズる曲を作るアーティストさんも多いみたいです」と教えてくれた。

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 TikTokでフォロワー8万人以上を抱える安井さんだが、コメント欄などでいわれのない中傷を受けることもあり、いわゆる“アンチ”との付き合い方にも気を配る。「コメント欄にアンチが書き込んでくることがありますが、1人が書き込んだらその瞬間にすぐにブロックします。1人が書き込むと、他の人も書き込みやすくなってしまいます。なので、すぐに対応することが大事です」と言葉に力を込めた。「もちろん内容によっては落ち込むこともありますが、お母さんがいつもついていてくれるのは大きいです。ライブ配信も必ず見て、変な人がいないかチェックしてくれています」。

 安井さんによると、TikTokがリリースされた当初から、ユーザーのニーズも徐々に変化してきているそうだ。「確かに、アプリが始まったばかりの2017年ごろは『かわいい女の子が踊っているだけのアプリ』というイメージもありましたが、今は違います。例えば、おすすめの料理やお弁当の詰め方、ダイエットなど、ライフハックのような動画も増えてきています」。もちろん、世の中のトレンドもTikTokでキャッチ。「いま流行っているものが見えます。『みんな、こんなに楽しい日常を送っているんだな』って思います」。

 そんな安井さんにTikTokで一番大事なことを聞くと、「うそをつかないこと」と即答。「うそをつくと、絶対にばれます。フォロワーを買ったり、動画の中で見栄を張ってはダメです。動画を投稿することは、全世界を相手にするということなので、本当のことを知っている人が必ずいますし、コメント欄で暴かれます。うそをつかないことがとにかく大切ですね」と真剣な表情で語ってくれた。

 最近は人気の「あるあるネタ」以外にも人気楽曲の「空耳」シリーズの動画も積極的に制作している安井さん。同じ浅井企画に所属するお笑い芸人とのコラボ動画撮影にも前向きだ。この瞬間にも、新たなバズ動画が生まれているかもしれないTikTok。これからも流行の最先端を見つけることができそうだ。

□安井南(やすい・みなみ)2004年3月13日、神奈川県出身。TikTok公認Creators Showcaseとして活動する動画クリエイターで、世界4大ミスコンテスト「ジュニア・アース・ジャパン2021東京大会」ファイナリストにも進出。ほか、広告「カネボウ化粧品KATE」、映画「KG 空手ガール」、「富士急ハイランド」オフィシャルアイドルなど。

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