RIZIN初の無観客イベント「RIZIN LANDMARK」で再起戦の渡部修斗を直撃「マジカルチョークを狙います」

8月29日に大森ゴールドジムで開催された「NEXUS FESTIVAL」では、前田浩平を絞め落とした渡部修斗
8月29日に大森ゴールドジムで開催された「NEXUS FESTIVAL」では、前田浩平を絞め落とした渡部修斗

伊藤に「圧倒的に勝ちたい」の真意

 ちなみに伊藤は、渡部同様、「RIZIN.29」(6月27日、丸善インテックアリーナ大阪)で実施されたJAPANグランプリ1回戦で、金太郎と激しい乱打戦を展開しながらも、最終的には判定で敗れたファイター。つまり1回戦で敗れた者同士が、復活を懸けて激突することになる。

「金太郎戦に関しては、自分は伊藤空也選手が勝つと思っていて。でも金太郎選手が勝って。YouTubeでアップされてからもしばらく見てなかったんですよ。周りからその試合が面白かったよって聞いて。2週間後くらいかな。(確認したら)こういう展開だったんだって知った感じですね」

 伊藤からすれば、打撃主体のストライカー・金太郎に続き、組技主体のグラップラー・渡部が相手となるわけだが、渡部は今回の伊藤戦に関して「圧倒的に勝ちたい」とSNSに公開している。

「伊藤選手が強いのは知っているんですよ。(1年前に)初めて試合を見たときから。だから決してなめているんじゃなくて。(伊藤は)金太郎選手といい勝負をして。金太郎選手が全体的に上回ったけど、すごい接戦だった」

 そう前置きをした渡部は、次のように言葉を続けた。

「自分が弱いって言われたりすることが多いので、その現状を変えたいというか。自分はもっと強いってことを証明したくて。それを伊藤選手に圧倒的に勝つことで、一つのモノサシができるというか。金太郎選手とあれだけいい勝負をした伊藤空也選手に圧倒的に勝ったら、自分の評価はどれだけ上がるんだろう? ただ、自分はそれができると思っているし、自分の練習仲間も自分がそれをできるって信じてくれているので」

 だからこそ、「ギリギリで勝つんじゃなくて、圧倒的に勝って、見ている人たちに証明したいっていうのがあります」と渡部は真意を明かす。

 そのために今は「(伊藤の試合)映像をたくさん見て、あとは自分の能力を高める練習。どっちも全力でやっています」と対策を立てているという。

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