「アンチも好きになってきた」 元・炎上女王、中井りかが語る誹謗中傷への対処法

SNS上の誹謗中傷には経験者として具体的な対処法を語った【写真:荒川祐史】
SNS上の誹謗中傷には経験者として具体的な対処法を語った【写真:荒川祐史】

SNS上の誹謗中傷への対処法は「心を守る」「戦わない」「証拠を残す」

――東京五輪では誹謗中傷にアスリートが声をあげたことも話題になりました。アンチの声には無視と反論、どちらが効果的なんでしょうか。

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「これはケースバイケースだと思います。誹謗中傷された方に我慢しろというのは絶対おかしい。一方で相手にしてもキリがないということもあります。例えば、堂々巡りの議論を吹っ掛けてくる理屈っぽい相手は無視したり。大事なのは感情的にならずに対応すること。傍から見れば一方的に攻撃されている構図なので、『なんでそんなひどいこと言うの?』『ぴえん』というくらいの気持ちで流せばいいと思います」

――アンチの心理で理解できるところはありますか。

「いろいろうまくいってないから、人を攻撃するのかなとは思います。たぶん構ってほしい、自分の存在に気づいてほしいって気持ちがまずあって、相手から反論されることでうれしくなったり、芸能人を上から見ることに優越感を感じて中毒になったりしてしまうのかな。もちろんムカつくこともありますけど、最近はそんな風に考えることで少しずつアンチも好きになってきました(笑)」

――SNSの登場で芸能人と一般人の境目も曖昧になってきています。イチ芸能人として、SNSを利用する上でのアドバイスはありますか。

「自分の心を守ることを最優先にすること。人の心って壊れるときはあっという間。否定的な声があるのは仕方ないけど、ブロックやミュートをバンバン使って、ときには耳をふさぐことも大切。私はもう1000人以上ブロックしてるし、『うざい』とか『キモイ』とかミュートにしてるワードもたくさんあります(笑)。攻撃的な人が出てきても戦わず、不用意に相手を刺激しないことが一番だと思います。最後に、心の逃げ道の一つとして証拠を残すことも大切だと思います。いざとなったら正々堂々戦える、そう思うだけでも心が軽くなると思いますね」

■中井りか(なかい・りか)1997年8月23日生まれ、富山県出身。2015年7月25日、NGT48第1期生オーディションに合格し、同年8月21日にデビュー。16年、AKB48の46thシングル「ハイテンション」で初めてシングル選抜メンバーに抜てき。同年の第67回NHK紅白歌合戦にAKB48として出演。17年4月12日発売のNGT48のデビューシングル「青春時計」ではセンターポジションを務めた。愛称はりか姫、おぴめ、りかちゃん。

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