「アンチも好きになってきた」 元・炎上女王、中井りかが語る誹謗中傷への対処法

“SNS引用型”のネットニュースに気を病んだ時期も…【写真:荒川祐史】
“SNS引用型”のネットニュースに気を病んだ時期も…【写真:荒川祐史】

SNSへの投稿とそれがそのままネットニュースになることは「まったく違う」

――最近では芸能人のSNSへの投稿内容をそのまま記事にするネットニュースも増えています。率直な感想は。

誰もがアッと驚く夢のタッグ…キャプテン翼とアノ人気ゲームのコラボが実現

「注目してもらうお仕事なので、取り上げていただけるのはとてもありがたいことです。ありがたいことなんですが、私のイメージのせいかYahoo!ニュースのコメント欄が荒れることも多く、それを気に病んで眠れなくなった時期もあります。四六時中、どこにいる、誰といるというのを見張られているような感じもして。ニュースにされることがないように、宣伝とか当たり障りのないことしかつぶやかなかった時期もあります」

――SNSに自ら投稿することと、その内容がネットニュースになることは別物ですか。

「まったく違いますね。なぜ炎上するのか自分なりに考えて気づいたんですが、私のSNSの投稿は私のファンに向けてのものだったんです。だから『私の今のグループ内での立ち位置はここで……』とか、『もっとこうしなきゃいけないと思う』みたいな、内輪のぶっちゃけ話や正直な気持ちを書いていた。でも、ニュースになると私以外のメンバーのファンや、私を全然知らない人の目にも入る。自分の視野の狭さに気づいてからは、丁寧な言葉遣いで、全世界へ発信されてもいいような投稿を心がけるようになりました」

――かねてから芸能人に対しては「有名税」という言葉や、「嫌ならやめろ」という声もあります。

「『嫌ならやめろ』というけれど、その意見に対しては『嫌なら見るな!』っていうのが本音です。アイドルはファンの方々と交流するのも大事な活動の一つだと思っています。一部のアンチの声で、それをなくしてしまうのは違う。芸能人はいくらでも叩いていいみたいな風潮があるけど、芸能人にだって人権はあるし、集団で匿名で袋叩きにしてもいいというのはおかしいと思う」

次のページへ (3/4) SNS上の誹謗中傷への対処法は「心を守る」「戦わない」「証拠を残す」
1 2 3 4
あなたの“気になる”を教えてください