たむらけんじが語るオリックス愛 “ビジネスファン”の揶揄も一蹴「気にしていない」

パ・リーグ首位で前半戦をターンし、25年ぶり悲願の優勝へと後半戦も快調な滑り出しを見せるオリックス。勝敗に一喜一憂するファンも多いことだろう。芸能界にもオリックスファンを公言し、その動向を固唾(かたず)を飲んで見守る人がいる。お笑い芸人のたむらけんじ(48)もその1人だ。

オリックス愛を語ったたむらけんじ【写真:ENCOUNT編集部】
オリックス愛を語ったたむらけんじ【写真:ENCOUNT編集部】

たむらの“オリ愛”に火を付けた運命的な出会い

 パ・リーグ首位で前半戦をターンし、25年ぶり悲願の優勝へと後半戦も快調な滑り出しを見せるオリックス。勝敗に一喜一憂するファンも多いことだろう。芸能界にもオリックスファンを公言し、その動向を固唾(かたず)を飲んで見守る人がいる。お笑い芸人のたむらけんじ(48)もその1人だ。(取材・文=中村彰洋)

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 2009年シーズン前、「おはよう朝日です」(ABCテレビ)で共演していた佐々木修氏がオリックスのコーチへ就任したことを機に、企画で訪れた宮古島キャンプ。そこでの出会いがたむらの“オリ愛”に火を付けた。

「僕が部屋におったら平野(佳寿)くんと岸田(護)くんが来て、『写真撮ってください!』と。当時の僕は全然知らなくて。その日の夜は大石(大二郎)監督やピッチャー陣と一緒にメシも食わせてもらいました。しかも翌日にはランチ特打までやらせてもらったんです。『たむらさん打ちますか?』って。それで、翌日の宮古島新聞に載ったんです。『たむらけんじさん来島!』って。そこで、『なんてすてきな球団なんや』って思って、そのときに好きな、応援しようと思っていた球団が無かったので、『あ、関西やし、オリックスにしよう!』と思ったんです。以来、ずーっと応援してるんですよ」

 たむらも小学生の頃は白球を追いかける野球少年だった。それまでは父親の影響で巨人ファンだった時期や小学生当時にチームメートでバッテリーを組んでいた谷中真二氏の移籍(01年)を機に、阪神を応援していた時期もあったという。

 たびたび、オリックスへの熱い思いをメディアで話し、SNSで発信することも多いが、なぜか一部のファンからは“ビジネスファン”と揶揄(やゆ)されることもある。

 番組の演出上、“無知なキャラ”を演じたことやツイッター投稿の際、予測変換で「オリックス・バッファローズ」(正式名はバファローズ)と入力したことが原因だろうと分析する。これについては「しょうがない。僕がミスったんで」と苦笑いだ。

 一方で「皆さんが言っている“ビジネスファン”の定義が分からない。正直、なんべんも言ってますけど、関西でお笑い芸人をやっていて、いろんな情報番組にも出る。ホンマに“ビジネスファン”やったら阪神ファンって言います。うそでも」と説明。

「オリックスファンでもうかったことないですよ(笑)。もうかったって言い方は悪いけれど、とにかくビジネスではない」とも断言した。そして、「でも、それで楽しんでいただけるんやったらええかなとも思っています。そんなことを言わずに『応援してくれて、いろんなところで言ってくれてありがとう』って思ってくれる人のほうが多いと思ってるんで。そういう人ってわざわざ言ってこないじゃないですか。マイナスな声はそんなに気にしてないですね」と笑い飛ばした。

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