たむらけんじ、本気で悩んだ政界進出「実際に政党から話きた」 “実業家”としての顔

変化した価値観「今はすごく長生きしたい」

 最近では、健康志向に意識が変化。筋トレで肉体改造にも臨んでいる。「昔はカッコつけて60歳ぐらいで死にたいって言ってたんですよ。太く短くって思っていたんですけど、でも今はすごく生きたくて」と本音をポロリ。「今芸人をやっていて、すごい楽しい。生きていて楽しいって思ったんです。この楽しさがずーっと続いたらいいのにというのがきっかけ。とにかく芸人の仕事ってめちゃくちゃ楽しいです。プラスアルファで焼肉屋さんだったりをやらせてもらっていて、それも全くしんどくないんですよ。楽しいんです」と意識が変化した理由を明かす。

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 ぽっちゃりお腹を披露しながらの獅子舞ギャグが代名詞のたむら。芸風への影響は無いかと問うと「抵抗はずっとありました。ぽっちゃりとした中年太りの体が愛嬌(あいきょう)があって面白いんやろなと思っていたんですけど、最近は披露することもほぼ無いんですよ(笑)。せやから、次にテレビで獅子舞をやるときにムキムキになっていたら逆に、おもろいんちゃうかなーっていうふうに切り替えてます」と笑った。

「ロンドンブーツ1号2号」田村淳、「キングコング」西野亮廣、「オリエンタルラジオ」中田敦彦といったマルチに活躍の場を広げる芸人も増えてきたが、「みんなすごいなって思います」と感心だ。「西野にしても(中田)あっちゃんにしてもどっちかというとSNSを駆使したりと今どき。僕はマメにSNSを扱うのが苦手なんですよね。だからあっちゃんも西野もほんまマメやなって。でもマメじゃなかったらSNSの世界ってのはうまいこといけへんやろなと思うので、多分僕は向いてないんです。僕は飲食やったり、レストランで接客したりとアナログ派やなって思うんですけど、淳は両方うまいなって思いますね。アナログもできるし、SNSもうまく使っている。いろんなジャンルの人脈もうまいこと作っている。彼はちょっと違いますね。一線を画しているというか。淳は後輩ですけど、憧れますね」と刺激を受けているともした。

 自身については「全然突き抜けてないですよ。突き抜けたいですよ、ホンマに」と辛口評価。最盛期には年商6億円とも明かしていたが、「あのときはえげつなかった」と回顧した。一方で「あのときにもっと経営を勉強して、もっと数字を見ることができていたら」とも吐露。

「だからすごい後悔しています。あのときにもっとしっかり僕が社長としてのことができていたら、もっと会社が良くなってたやろなって思います。ただこれはいい経験したって思わんと。もう戻ってこないので」と前を向く。

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