BTSにストップをかけた17歳ラッパーの実力 ジャスティン・ビーバーとのコラボ曲が1位

韓国の人気グループ、BTSの2曲目の英語曲「Butter」が、米ビルボードの最新メインシングルチャート「HOT100」で4位となり首位を明け渡した。

ザ・キッド・ラロイ(左)とジャスティン・ビーバー【写真:Getty Images】
ザ・キッド・ラロイ(左)とジャスティン・ビーバー【写真:Getty Images】

BTS所属事務所「HYBE」はジャスティン・ビーバー所属事務所を4月に買収

 韓国の人気グループ、BTSの2曲目の英語曲「Butter」が、米ビルボードの最新メインシングルチャート「HOT100」で4位となり首位を明け渡した。

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「Butter」は6月5日にチャートインすると同時に「HOT100」で1位となり以降、7週連続1位を記録。7月24日に新曲「Permission to Dance」で1位をバトンタッチし、その翌週には再び「Butter」が「HOT100」の1位に返り咲くという強さを見せ、前週まで2週連続で1位を維持していた。「Butter」の1位獲得回数は通算9回で、今年の同チャートではオリヴィア・ロドリゴの「ドライバーズ・ライセンス」の通算8回を抜く快挙となっていた。

 BTS楽曲の連続1位を10週でストップさせたのは、豪出身のラッパーであるザ・キッド・ラロイ。ソニーミュージック公式サイトによると、ラロイは同国シドニー出身で2003年生まれの17歳。米ラッパーのジュース・ワールドに才能を見い出され、ジュースの豪ツアーで前座に抜てきされた実力の持ち主だ。今年2月に発売したアルバムは出身国の豪チャートで1位を獲得し、国内ソロアーティスト最年少記録を塗り替えた。

 今年4月には全世界アルバム2000万枚以上の売り上げを誇る米シンガー・ソングライターのマイリー・サイラスとの特別バージョン「WITHOUT YOU(Miley Cyrus Remix)」をリリース。米ビルボード・チャートで8位にランクインし、自身初のTOP10入りを果たした。

 7月9日にカナダ出身の歌手であるジャスティン・ビーバーとのコラボ曲「ステイ」を発表すると米ビルボード「HOT100」チャートの3位にランクインし、今週発表の同チャートでついに1位を獲得した。同曲は切ないラブソングで、YouTubeのミュージックビデオ(MV)は再生回数6000万を超えるほどの人気を集めている。同MVには短髪姿のジャスティンも登場しており、歌とダンスでラロイと絶妙なリレーを繰り広げている。

 ARMY(アーミー=BTSファンの総称)としては「Butter」の1位陥落は残念だろうが、BTSの所属事務所「HYBE(ハイブ)」としては決して悪い知らせではないという。

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