「俺、ワンチャン戦力外だ」 有吉反省会で“反省”した元プロ野球選手が戦力外通告に備えていたこと

番組出演がきっかけで、野球ファン以外からの認知度も高まったという。画像は埼玉西武ライオンズ在籍時のもの【写真:本人提供】
番組出演がきっかけで、野球ファン以外からの認知度も高まったという。画像は埼玉西武ライオンズ在籍時のもの【写真:本人提供】

プロ野球選手から保険営業マンに転身 「32歳の新入社員」として大切なものは“努力”

――田代さんは今年32歳になりますが、「32歳で新入社員になる」になることについてどう思いますか?

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「スポーツしかやってこなかったので、本当にゼロからのスタートです。僕は積極的な方ではなかったので、人脈もない。営業の回り方などは研修でいろいろ勉強しましたけど、難しかったですね。最低限の資格は取れたので、今は変額保険について学んでいます」

――そんな中で「有吉反省会」に出演して、周囲の反応はいかがでしたか。

「最初は前向きではなかったのですが、僕を売るビッグチャンスだと思って出演しました。僕、人前に出るのがすごく嫌で、めちゃくちゃ緊張したんです。当日もすごく緊張して、『やらなきゃよかった』と思ったのですが、実際に収録が終わって、いろいろな方とお会いできて、『やってよかった』と今では本当に感謝しかないです。

 テレビに出て、『田代将太郎』が日本中に知れ渡ったわけじゃないですか。反響はすごく大きかったです。野球ファン以外の方からも、SNSをたくさんフォローしていただきました。インスタにはいかがわしいDMもかなり来ましたね(笑)」

――「プロ野球選手」から「保険営業マン」にキャリアチェンジするために、一番必要だと考えているものを教えてください。

「努力しかないんじゃないですか。センスもあるかもしれないですが、努力に勝るものはないですからね。野球でもそうですけど、努力することも自分が持っているものだと思います。センスだけだと、それ以上は上に行けないと思います。

 あとは人とのつながりです。本当にゼロからセカンドキャリアを始めているので、営業でいきなり新規は難しいですし、成功しても最初だけです。『やってもらってよかった。だから私の大切なあの人にも』という風に紹介していただけるように、人とのつながりを大事にしていきたいですね」

□田代将太郎(たしろ・しょうたろう)
1989年12月13日、北海道出身。東海大付属第四高校から八戸大学に進学後、2011年ドラフト5位で埼玉西武ライオンズから指名を受け12年に入団。17年オフに戦力外通告を受け、トライアウトを経て18年に東京ヤクルトスワローズに移籍。俊足が武器の外野手で、代走や守備固めでもチームの勝利に貢献した。20年11月にヤクルトから戦力外通告を受け、トライアウトに挑戦後、現役を引退。現在はアクサ生命保険株式会社でフィナンシャルプランアドバイザーとしてセカンドキャリアをスタートさせている。左投げ左打ち。身長178センチ。

次のページへ (4/4) 【写真】「有吉反省会」に出演した際のオフショット
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