6月19日に放送された「有吉反省会」（日本テレビ系）に「反省人」として登場した元東京ヤクルトスワローズの田代将太郎さん。2020年11月に現役引退をSNSで報告も、その約40分後に「てことで20時くらいからYouTubeでゲーム配信しまーす！」とYouTubeでのゲーム配信を告知したことで“切り替えが早すぎる”と番組内で反省することに。放送後の反響や、番組で取り上げられた内容、プロ野球引退後のセカンドキャリアについて田代さんにあらためて語ってもらった。（取材・構成＝安藤かなみ）

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――早速ですが、「有吉反省会」に出演することになった経緯を教えてください。

「ツイッターにDMが来ました。最初は『ウソだろう』とそのままスルーをしていたんですけど、僕のYouTubeのグッズを出している会社にも連絡がいったと聞いて『本当なんだ』と思い直して、お話をすることになりました。内容については向こうから提案がありましたね。

　戦力外通告を受けて、ファンの方の中には『悲しんでいる気持ちを返してほしい』という思いを持った方もいると思います。でも、僕はそこで悲しむのではなく、これからの長い次の人生も応援していただければと考えていたので、ゲーム配信をすることにしたんです。

　あの日、午後2時に球団に呼ばれて戦力外通告を受けました。午後5時ごろに球団から発表があり、僕からも正式に『戦力外通告を受けました』と言えるようになったので、まずは『ありがとうございます』と。その40分後くらいに『じゃあ、とりあえずゲーム配信します』とツイートして配信を始めました。周りには『えっ？』『どういうメンタルしてるの？』とびっくりされましたけど、そういう反応になるだろうなと思ってはいました（笑）。

　あの流れは、狙っていたといえば狙っていましたね。ただ、（通告を受けて）落ち込んで、『どうしよう』とならなかったのは、僕が戦力外通告を受けるのが2回目だったからです。1回目（2017年に6年間在籍した西武を戦力外）はダメージが大きかったですけど……。あのときは2回目だったので、それなりに準備はしていました。ヤクルトでは3年間でしたが1軍にいさせていただいていたので、お金もないわけじゃなかったんです。プロ野球界では“自ら去る”ということはなかなかできないことだと思います。僕は一流選手だったわけではないので、ファンにも納得してもらえる形で終わりたかった。なのでトライアウトは受けたんですけど、それでダメだったので仕方ないですね。

　実は、戦力外通告を受ける前日にもゲーム配信をしていました。シーズンの最終戦の後は球団の社長や編成の方も来るミーティングがあるのですが、そのミーティングが終わってから『明日、球団事務所に来てくれと言われるんだろうな』となんとなく思ったんです。なので、試合が終わった後の整理をしながらロッカーで呼ばれるのを待っていました。そうしたら、マネージャーで僕の大学の先輩でもある川島亮さんに『田代、ちょっと来て』と呼ばれて。そこで僕は察しました。その後、お世話になっていた先輩たちにあいさつをしに行って、帰ってゲーム配信しました（笑）」