「GLEATしようぜ!」目指すは2021年の流行語 チケット1枚で2度おいしい新団体が発進【連載vol.48】

カズ・ハヤシ「次戦までさらに進化できるか」

 隣の後楽園ホールで大会を開催する新日本プロレスから乗り込んできたSHOは「新日本の選手だろうが、他団体の選手だろうが、反対コーナーに立つ相手を、どんなルールでも、倒すだけ」とキッパリ。そして「伊藤選手、いいね。これを点で終わらせるか、線につなげるかは、おまえ次第だ」と“対抗戦”継続には含みを持たせた。

 後半戦を本部席で見守った田村潔司エグゼクティブディレクターは「新日本の圧勝ということで。伊藤が勝ったら、一言いいたかったけど。新日本にはああいう選手もいるんだなと。新日本さんは新日本さん、GLEATはGLEATで頑張っていければ。反発するとこは反発する、協力するところは協力する、でいいんじゃないかな」と表情を変えずに振り返った。

 チーフテクニカルオフィサーのカズ・ハヤシは「選手はみんないい味を出していたが、次戦までさらに進化できるか」と総括した。

 プレ旗揚げ戦で助走を繰り返し、正式旗揚げ戦をまずは成功させたGLEAT。さまざまなスタイルのプロレスを1枚のチケットで堪能できる「スタイリッシュで疾走感のあるプロレス」(鈴木裕之社長)を目指して突き進む。

次のページへ (3/3) 【写真】LIDET UWFを総括する田村潔司は表情を変えずに振り返った
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