【欧州車紀行・北仏3】オートマのフォード・C-MAX無事レンタル 5日間保険込みで約9万円

念のために用意している国際免許証【写真:峯田淳提供】
念のために用意している国際免許証【写真:峯田淳提供】

列車・路線バス乗り継ぎの旅は不便そう…

 一か八か、のバクチみたいになってきた。オートマ車を借りられない場合はレンタカーを諦め、荷物を少なくし、列車とバスで回るしかない。えっちゃんはその事態に備えて、時刻表で列車と路線バスの接続を入念に調べた“プランB”を用意してくれた。ところが驚いたことに、列車は1日に2、3本、バスも何時間かに1本という絶望的な接続であることが分かった。これではスムーズな「路線バス乗り継ぎの旅」もできない。観光立国フランスも田舎はこれが実態なのだ。

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 日本を発つ前、成田空港の書店でレンタカー旅の本を探してみたが、見当たらず、棚に並んでいたのは列車旅のガイドブックばかりだった。しかし、列車旅の不便さは日本どころではない可能性も高い。モン・サン=ミシェル、ジヴェルニーといった名所は列車よりバスなどのツアーで行って帰ってくるのが現実的なようだ。それでも、車旅を考える人は少ないのだろう。

フォード・C-MAXがこの旅の“マイカー”に!

 翌日。いよいよノルマンディー行きの朝がやってきた。Hertzまではタクシーで移動。タクシードライバーと話をしているうちにカーナビの話になった。彼いわく、スマホの「waze」というアプリが便利だという。タクシー内で早速ダウンロードして使ってみる。フンフン、Google Mapsよりも動きがよさそうだ。

 営業所に到着、果たして――。えっちゃんが確認すると、「あるって!」とまさに破顔一笑。「イエーイ」と思わず3人でハイタッチする。出かける前にこんなに盛り上がるのは初めてだ。営業所入口の前にフォードの濃紺のC-MAXが止まっていたが、それがこの旅の“マイカー”だった。

 5日間フルカバーの保険に入り、スペアのタイヤを5日間借りる契約で合計9万2361円(762.64ユーロ)。スペアのタイヤを契約するのはこの時が初めて。パンクすることが多いということなのだろう。ただし、この時点ではデポジットの470ユーロをクレジットで払い、23日の返却の際に清算するシステムだった。

 免許証について触れておこう。えっちゃんによれば、免許証は日本のものがあればOK、国際免許は取得していればなおさら良いという程度、と言われたそうだ。僕は海外旅行時はいつも日本の免許証と国際免許証の両方を持参するようにしていた。国際免許証の取得は都庁の国際免許のセンターに行って写真を撮って印紙代を払い、手続きする。国際免許がなくても大丈夫なら、取得手続きの面倒は何だったのかと思ったが、万が一のために、やはり所持するのがマスト!

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