「いだてん」に新風…黒島結菜が“女子スポーツ”にかける思い

「いだてん」【写真提供:NHK】
「いだてん」【写真提供:NHK】

――実際、日本女子スポーツの“源流”となるところを演じてみて、今の女子スポーツへの見方は変わりましたか。

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「私自身、小さいころから、スポーツには慣れ親しんでいて、女子がスポーツをすることは、当たり前の時代です。今回、この役をやるにあたってわかったのは、当時は、お嫁に行くことが一番で、こそこそしながら運動をしなければいけなかったということです。『そういう考えがあって、女子がスポーツをすることがなかったんだ』と驚きを感じました。今は世界中で、男子と同じレベルで女子がスポーツをできるようになった。あの時代から考えると、今の姿を見たら衝撃的なんだろうなと思いました。女子がスポーツに目覚めて、大きく時代が変わる時の役を演じることができて、本当によかったです。こういう困難な時期があって、今につながっているんだなということを知ることもできました」

――走るという意味では、NHKドラマ「アシガール」でも走る姿を披露しました。

「『アシガール』の時は、山道や川など過酷な道で、わらじで走っていました。今回は、スパイクみたいな靴をはいて、靴下もちゃんとはけて、私の中では大きくレベルアップしました。走ることはすごく好きなので、みなさんから『たくさん走っているね』『大変そう』『体張っているね』と言われましたが、これくらいは余裕だという気持ちはあります」

□黒島 結菜(くろしま・ゆいな)1997年3月15日、沖縄県生まれ。22歳。2013年、映画「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」で女優デビュー。NHK大河「花燃ゆ」など映画、ドラマに多数出演。2015年、映画「あしたになれば。」で初主演。2016年、日テレ系「時をかける少女」で連ドラ初主演。2019年12月公開予定の映画「カツベン!」でヒロインを務める。

(ENCOUNT編集部・中村智弘/Tomohiro Nakamura)

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