2012年の「キングオブコント」で準優勝を果たし、バラエティー番組で大活躍の実力派お笑いコンビ「さらば青春の光」の東ブクロさん（35）。公式YouTubeチャンネルでは、東ブクロさんの愛車を金色に塗ってしまうドッキリ企画が、再生回数は160万回超えの大バズりとなった。そんな東ブクロさんに、愛車のこだわり、マイカーの衝撃エピソードについて話を聞いた。（取材・構成＝イシイヒデキ）

　免許を取ったのは19歳のとき。その頃は、実家の車「ラフェスタ」（日産）に乗っていて、遊びに行くとき、乗れればいいくらいに思っていました。デートに行くときは、親父の車なんで、ちょっと恥ずかしかったんですけど。大学を出て芸人を始めて、しかも東京に出てきたので、マイカーは夢のまた夢でしたね。16年頃からゴルフを本格的に始めて、ゴルフをするとなると、どうしても車が必要に。ゴルフ仲間の車に乗せてもらえる時はいいんですが、カーシェアを利用することが多かったんです。ゴルフの頻度が増えて、月に10万円くらいカーシェアに使っていて、それなら買ったほうがいいなと思い、マイカーの購入を考え始めました。

　都内は駐車場が高いので悩んでいたら、ちょうど友人が住んでいた格安の駐車場付きの物件が空いて、同じくらいのタイミングで、ゴルフ仲間の元「19」の岡平健治さんがゴルフ用の車を買い替えようと思っていると話していて、それがトヨタの「iQ」だったんです。レクサスのエンブレムが付いていて、ローダウンもしていて、カッコいいな！　と興味を持っていたら、格安で譲ってもらえることになり、駐車場も確保できたので、購入させていただきました。相方からは、「世界一小さい車」とイジられましたが、1人で乗る分には全然快適でした。

　今、乗っているが2代目の愛車で、ジープの「レネゲード リミテッド」です。去年、iQがYouTubeのドッキリ企画で金ピカに塗られて、新しい車を買わなくてはならなくなり……（苦笑）。外車に憧れていたので、ひたすら外車ばかり見ていました。やっぱり、芸能人は外車に乗っているイメージがあるじゃないですか。フォルクスワーゲンの「t-cross」も気になっていたんですが、いろんなディーラーを回って、最終的にジープに決めました。

　レネゲードにした決め手は、コンパクトSUVという点ですね。セダンタイプを運転するのが苦手なんです。あんまり距離感がつかめないというか、なんで後ろも前も長いねん！　って（笑）。いざ買うまでは、レネゲードのことは知らなかったのですが、顔のカッコよさにもひかれましたし、なんといってもジープというブランドが。その名前で即決しましたね。エントリーモデル的に、レネゲードが一番手ごろで、試乗して乗り心地もよかったので、この車に。値段は400万円くらい。我々は個人事務所で、決算とかで給料を決めるんですけど、今までより余裕があるなと感じだったので、思い切って新車で買いました。

　また3年後くらいに、乗り換えようと思っています。ジープの販売店の方には、「次はラングラー買わせてもらいます！」と言ったんですが、都内でラングラーは、なかなか勇気がいるなと、最近は迷っています。代車で乗ったことがある「アウディ」にも興味があって、エンジン性能が全然違うと感じました。走りはアウディなんだと。ただ、セダンタイプが多いので、そこで悩みますね。後ろ削れているタイプ出てくれないかな（笑）。