モスバーガー、コロナ禍の生産地を支援 高価な刺身用真鯛をハンバーガーに商品化

モスバーガーの6月新商品発表会が18日、オンラインで行われ、20日発売の「まぜるシェイク 赤肉メロン&湘南ゴールド」「海老カツ オマールソース」「日本の生産地応援バーガー 真鯛カツ」など7種の期間限定商品が公開。コロナ禍ならではの商品開発の取り組みも明かされた。

モスフードサービスの安藤芳徳マーケティング本部長
モスフードサービスの安藤芳徳マーケティング本部長

モスバーガーで20日から発売の期間限定新商品が公開

 モスバーガーの6月新商品発表会が18日、オンラインで行われ、20日発売の「まぜるシェイク 赤肉メロン&湘南ゴールド」「海老カツ オマールソース」「日本の生産地応援バーガー 真鯛カツ」など7種の期間限定商品が公開。コロナ禍ならではの商品開発の取り組みも明かされた。

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「まぜるシェイク 赤肉メロン&湘南ゴールド」は、コロナ禍で移動や旅行が困難ななかでも旅行気分を味わえ、現代に求められるエシカル消費にもつながる取り組みとして、全国8エリアの地域食材を使用した「まぜるシェイク」リレー企画の第3弾。北海道産の赤肉メロン、神奈川県産の湘南ゴールドを使用し、まぜながら味の変化を楽しめるシェイクとなっている。

「海老カツ オマールソース」は定番商品の「海老カツバーガー」にオマールえびから抽出したオイルと濃縮調味料をベースにしたオマールソースを使用。“えびでえびを食べる”をコンセプトにした、リッチな味わいのハンバーガーとなっている。

 また、「日本の生産地応援バーガー 真鯛カツ」は養殖真鯛の生産量日本一を誇る愛媛県のなかでも、特に養殖が盛んな愛南町産の養殖真鯛を使用。コロナ禍で大手居酒屋チェーンの刺身需要が激減し、出荷量が前年比約50%まで落ち込んだ愛南町の生産者を応援する目的で、100万食限定で商品化にこぎつけたという。

 とはいえ、もともと刺身用の養殖真鯛ということもあり、モスフードサービスの安藤芳徳マーケティング本部長は「ファーストフードでは高価な原料。100万食限定が限界でした。生産地応援バーガーは志としては第2弾、第3弾としてやりたいが、実際問題できるかというと難しい商品」と語る。

 コロナ禍でテークアウト需要は増加傾向にあるといい、さらなる新商品にも期待が高まる。

次のページへ (2/2) 【写真】「日本の生産地応援バーガー 真鯛カツ」、実際の写真
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