SKE48荒井優希、プロレスデビュー戦は黒星「絶対強くなるので見ていてください」

名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」の荒井優希が4日、東京女子プロレスの後楽園ホール大会でプロレス本格デビュー戦を行った。

プロレスのコスチュームでリングに上がった「SKE48」の荒井優希【写真:ENCOUNT編集部】
プロレスのコスチュームでリングに上がった「SKE48」の荒井優希【写真:ENCOUNT編集部】

アイドルという共通点がある4人のタッグマッチ

 名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」の荒井優希が4日、東京女子プロレスの後楽園ホール大会でプロレス本格デビュー戦を行った。

 荒井は、2018年2月に行われたAKB48のリアルプロレスイベント「豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館」に「バブリー荒井」として出場。同年10月には、DDTプロレスリングが管理するアイアンマンヘビーメタル級王座を松村香織から奪取し、同団体の後楽園ホール大会にも参戦した。

 プロレス本格デビューとなる一戦では、アップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩とタッグを組んで、伊藤麻希、遠藤有栖と対戦。伊藤に関しては、アイアンマンのベルトを奪われた借りがある、因縁の相手だ。アイドルという共通点がある4人のタッグマッチは、荒井と遠藤の顔合わせでスタート。荒井が素早く腕をロックしたり、ヘッドロックを極めるなど、身体能力の高さを発揮した。

 しかし、世界でも活躍する伊藤との対戦では、荒井が相手のテクニックに動きを封じられ、ローンバトルを強いられてしまう。動けなくなった荒井の前で仁王立ちの伊藤は、「お前はそんなもんだ!」と厳しい言葉を浴びせる。それでも荒井は、不屈の闘志で反撃に転じると、パートナーの未詩がパワーファイトで自軍に流れを引き寄せた。

 チャンスが回ってきた荒井も、伊藤のダイビング・ヘッドバットを回避して、必殺のかかと落としをお見舞い。すかさずカバーに入ったが、遠藤がカットに飛び込みスリーカウントとはならなかった。2発目のかかと落としは伊藤がブロックして、得意の頭突き。荒井もエルボーで応戦したが、カウンターの頭突きでダウンすると、DDT、こけしを被弾。さらに、伊藤デラックス(変形テキサスクローバーホールド)で捕獲されると、荒井はギブアップするしかなかった。

 試合後、勝利した伊藤は「お前は弱い!」とマイクアピール。続けて、「でも、弱くても戦う姿に勇気をもらえたやつがいっぱいいると思う。お前はSKE48の荒井優希じゃない、プロレスラーの荒井優希だ!」と絶叫し、「何年かかってもいいから伊藤麻希を潰しに来い。伊藤は何回でもプロレスラー荒井優希を潰してやる!」と、新たなライバルにエールを送り退場した。

 デビュー戦が黒星となった荒井もマイクを握り、「今日は負けたけど、絶対強くなるので見ていてください」と言葉を振り絞り、リングを下りた。

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